第19回書籍・電子書籍デザインコンペ


応募締切:2018年04月30日(月)

受賞発表:2018年05月15日(火)12:00

大賞賞金:各3万円(各1作品)

募集作品:7作品

 

  1. 安部 利一 - あっ、そうか! 気づきの子育てQ&A総合版
  2. 浅井 壮一郎 - 飢餓と戦争・生存戦略の歴史 : 鉄のビック・バンと官僚国家の形成
  3. 井原 貞徳 - フィリピン慰霊巡拝平和への祈り : 異国に散った父と涙の対話
  4. 杉山弘道 - 死後の世界:死者は想い出してくれる人の心のなかで生きている
  5. 中村淳 - 幻の怪魚釣り騒動記
  6. 宮川敏彦 - 土佐備長炭:地域が育む暮らしの文化
  7. 坂和章平 - 名作映画には「生きるヒント」がいっぱい!

弊社の電子書籍デザインコンペは、プロアマ問わずご応募が可能なコンテストになります。

 

本の作者様の製作意図に沿い、デザイナーの皆さまのセンス溢れる本の表紙作品をお待ちしております!

 

「ブックデザイナー」をされている方、またこれから目指される方。

 採用されることで、あなたが作った表紙デザイン作品がAmazonに表示されます。

 

今後の活動履歴として是非アピールにご活用してください!



著者名:

安部利一

 

タイトル:

あっ、そうか!

気づきの子育てQ&A総合版

(電子書籍) 

 

ジャンル:ライフ

 

受賞:1作品

賞金:3万円

 

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ー本文からの引用ー

 

また幼い姉弟が、食べ物も水も与えられず放置されて死に至らされました。なんて酷いことをする!逮捕された二十三歳の未成熟な母親は、愛情を注ぎながら子育てをしていたこともあったようです。しかし、気軽に相談する知人もなく、公の機関に助けを求めることにつながりませんでした。

虐待まではいかなくても、その周辺群の人たち、あるいは虐待しそうだと感情の苛立ちや不安を抱く人たちの広がりは、近年、不安定な扉用など社会的背景の下に増加の一途をたどっています。地域の社会的関係は希薄であり、子どもへの関心は、少子化の時代でもあって他人事です。そして、子どもに何かあれば、世間はその親を非難しますから、親はますます孤立してしまいます。

親はわが子に関心がないわけではなく、忙しくて子どもと関わる時間が乏しいのです。それだけにすれ違いを埋めるかのように、子どもに指示、要求、禁止と口でしつけ、それに応えないと叱責という干渉が多くなるか、逆に、子ども任せの放置になりかねないのが現況です。ひとり親家庭にあっては、その六割が経済的に苦しい状況にあり、多忙の中で一層厳しい生活と子育てが強いられています。

私はスクールカウンセラーとして学校を訪れています。相談室で出会う子どもたちの多くが、対人関係や勉強、あるいは家族関係などの辛い思いを口にしますが、その背には、親の期待や社会的基準の重い荷の存在を感じます。

親も子どもも、真面目でいい親、いい子でありたいと思いながら、思うようにいかない焦りや不全感を抱く人たちの広がりを感じます。

近年、各自治体に公的あるいは民間で「子育て支援」や「青少年の居場所」の機関が設けられたり、電話相談の機関もあり、その気で探せば何らかの救いを得られそうですが、親はそのことに気づかないか、わかっても生活に追われて、子どものことは二の次になります。

私の住む益田市に民間団体「レディスますだ」発行の月刊誌「Nice to Meet You」があり、その中の「子育てQ&A」を手伝うようになって十五年が経ちました。

私は、三十数年間の児童相談所や乳幼児健診、スクールカウンセラー、医療機関などで出会ったいろんな人たちとの関わりで成長させてもらった思いを強く抱きますが、この貴重な体験を少しでも社会に還元したい思いで執筆してきました。掲載事例はプライバシーを配慮してアレンジし、百数十になりますが、この度、その約半数を選んで一冊の本にまとめました。

支援内容は、できるだけ具体的ですぐできそうなことを心がけて記述しましたが、読んでいただければわかりますように、普段見たり聞いたり、何気なく自ら経験していることが多いことに気づかれると思います。

日常忙しく動いていると、そのことにすら気づかないのです。この本が少しでも子育てのお役に立てば幸いです。


著者名:

浅井壮一郎

 

タイトル:

飢餓と戦争・生存戦略の歴史

鉄のビック・バンと官僚国家の形成

(電子書籍) 

 

ジャンル:ライフ

 

受賞:1作品

賞金:3万円

 

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ー本文からの引用ー

 

 フランス革命というと自由·平等・博愛の美辞麗句で語られる。当時、ヨーロッパに飢饉が襲い、飢餓故に暴力革命が起った。だが革命で食糧が増えるわけではない。結局、飢えた若者を軍隊に吸収し、外国に移出して、外国の犠牲の上に食糧不足と性の処理を解決した。国を挙げての人減らしで、一種の民族移動だった。

『三国志演義』も華々しい英雄豪傑の活躍を語るが、後漢最盛期に四九〇〇万を数えた人口が七六〇万に激減し、漢民族絶滅の危機ともいえる殺し合いによる人減らしだった。曹操の兵姑担当の参謀が前線に大量の乾燥人肉を送った話もあり、実際は「人肉を食合う凄惨な飢餓の戦場」だった。(篠田耕一「武器と防具中国編」)

戦乱の陰には飢饉・飢餓があり、歴史は人間の「食う」ための執念を語る。執念とは「生残る工夫」であり、略奪の為の戦力の工夫であり、食糧増産の工夫だった。

飢餓の主因は気候変動だった。気候変動は大きくは地球の軌道、傾き・才差運動の変化、黒点変動で起きる。これらの変化が寒冷化.旱魃・洪水などを引起し、飢饉.飢餓が生まれる。人間の歴史はこの飢餓との戦いだった。生残る工夫は「移動・略奪」か「食糧の発見・増産」だった。人間の歴史は「戦いの歴史」であり、「農業の歴史」であり、「生存戦略の歴史」だった。

(中略)

各文明の歴史には必ず混乱期があり、それは飢餓を伴うものだった。飢餓とは人口増と食糧増産の需給バランスの問題である。文明基盤が農業にある以上、天候異変による飢饉は避けられず、繰返し襲う。こうした異変に最も弱い社会が遊牧民社会だった。彼等はそれを略奪で補った。だが常に成功するわけではない。それが成功し民族移動といえる規模になるには、彼等が戦車、騎兵、鉄製武器等の戦力的優位を確保した時であった。

本書は古代史を、飢餓と食糧増産、軍事システム、官僚制度(組織力)といった面から見直したものである。


著者名:

井原貞徳

 

タイトル:

フィリピン慰霊巡拝平和への祈り

異国に散った父と涙の対話

(電子書籍) 

 

ジャンル:ライフ

 

受賞:1作品

賞金:3万円

 

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ー本文よりー

 

「もはや、戦後ではない」との言葉が流行語となったのは、一九五六(昭和三一)年だった。これは、当時の経済企画庁が経済白書で日本経済成長が安定的な軌道を歩み始めたとして発表したものである。しかし、この頃の我が家は「戦後」そのままだった。病弱ながら、大黒柱として農業に励む母、その母を二〇歳になった兄が支えていた。現金収入の乏しい我が家は、世間並みの生活ではなかった。「お父さんが生きていたら」との母のつぶやきを何度聞いたことだろう。それでも、出征時の幼児五人が健康で育ったのは母のがんばりの他はない。その母も、重労働がたたり、六四歳で急逝したが、私たち五人の子供は無事成人して家庭を持ち、戦死した父の年齢(三五歳)も母の年齢もとっくに超えた。

私は、物心つく前から父のいない家庭で、それが当たり前のように思って育ち、あまり深く父の人生を考えずに過ごしてきた。ところが、自らが定年に近づき、自分の来し方行く末を思いやると、にわかに父の人生はどうだったのだろうかと考えるようになり、遅まきながらその生涯を辿ってみようと思い立った。それまで、父の軍歴さえ定かではなかったが、縁あって凡その足跡を辿ることができた。そして、「父の終焉の地」を訪ねるのが夢だった亡き母の思いを果たすベく、日本遺族会主催の慰霊巡拝団に加わり、兄と二人で代行することができた。

総勢一三〇人(遺児と随行員を含む)が六班に分かれて、それぞれの父親の眠る地域を慰霊巡拝した。私はA班に編入され、ルソン島・マニラ周辺を巡拝したが、他の五班はレイテ島などフィリピン各地に散って巡拝を行なった。慰霊祭では、遺児が亡き父への「追悼文」を朗読した。帰国後、参加した全員の「追悼文」が文集となって配布されたが、その内容は父親への積年の思い、戦死後の苦しい生活、残された遺族の悲しみ等に溢れており、戦争の傷跡は三世代にわたるとの例え通り、私たち遺族の傷は癒えてないことがうかがえた。私たち遺族にとってはまだ「戦後」が現存しているのだ。

幸せに暮らしていた家族から引き剥がされた名もない兵士たちの犠牲の上に、今の繁栄があることを忘れてはならない。そんな無念の死を知る戦争遺族や遺児の高齢化で体験を語る機会も減ってきて、戦争の悲惨さを知らない世代が増えてきた。二度と戦争のない平和な世の実現を望むべく、本書を発刊し、その悲しみ、苦難を多くの人に知ってもらうことで戦争の風化防止に役立てられたらと思っている。また、父の軍歴を調査したときの手順や慰霊巡拝の方法も記述した。未だに、父親の軍歴が不明で慰霊巡拝したいが、どうすれば良いか分からない戦争遺児の方も多いと思う。この本がきっかけとなり、より多くの遺児が父親の眠る地を訪ねられ、亡き父と語り、心ゆくまで慰霊追悼できれば本望である。

第二部では、若くして、無念の思いで戦場で散華した父親たちの生きた証を残すべく、一0人の遺児にご協力頂いた。これは、全国百万人といわれる戦没者遺児の思いを凝縮していると思う。

戦争を知らない次世代の人にもこの現実を知って頂き、自分の身に置き換えて、戦争がどんなに残酷で、平和がどんなに大切かが伝われば幸せである。

改めて、太平洋戦争で散華されたご英霊に対して心から哀悼の誠を捧げたい。


著者名:

杉山弘道

 

タイトル:

死後の世界

死者は想い出してくれる人の心のなかで生きている

(電子書籍) 

 

ジャンル:ライフ

 

受賞:1作品

賞金:3万円

 

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ー本文よりー

 

古(いにしえ)の昔から、人々は、死後の世界を空想し、死にたいする不安や恐怖をいだいて今日にいたっています。

それは、死後の世界には私たちの既知のことがらがなく、そこが、想像ができず、空想しかできないところだからです(想像と空想については、巻末にある語句の説明2を参照してください)。

空想であれば、天国や地獄など、いかなる世界をも想い描くことが可能なので、そこに、天国しかない、と考えることができればいいのですが、地獄もある、と考えてしまえば、死後の世界に不安や恐怖を感じるのは当然なのです。

お釈迦さまのいわれるように、死後の世界などわかるはずがないのだから考えても仕方がない、このように割りきるのが一番かもしれませんが、そうはいかないのが神さま(?)から豊かな空想能力をあたえられている人間です。

そこで、わかるはずのない死後の世界ではありますが、たとえば、前世の自分が何者であったかがわかる人がいない、死後の世界にいってもどってきた人がいない、新生児は記憶ゼロで生まれてくる、このような客観的事実にもとづいて、筋道を曲げずに向き合っていけば、それが現世的思考(語句の説明1を参照してください)の枠内でしかなくても、いくらかでも合理性のある答が得られるのではないか、と考えてトライ、その結果できたのが小著です。

対象が空想しかできない死後の世界ですから、少々理屈っぽくなるのと、同じことの繰りかえしが多くなるのは仕方がないにしても、論理の飛躍や矛盾があるかもしれません。お気づきになってご指摘いただければ幸いです。


著者名:

中村淳

 

タイトル:

幻の怪魚釣り騒動記

(電子書籍) 

 

ジャンル:文学

 

受賞:1作品

賞金:3万円

 

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ー本文よりー

 

遠い湖で謎の巨大魚を釣る。

友達と二人だけの気ままなキャンプ。

大学受験の夏だというのに、そんな子供じみた冒険心が熱病のように取りついて離れなかった。

いきなりの全力疾走で、僕たちの旅は幕をあけた。

荷物を両腕にかかえて駅前の人ごみを突破し、改札機に大きなバッグがつっかえたが、力まかせにこれでもかと引っ張ってドタバタとすり抜けた。周囲からはきつい視線が雨あられと降り注ぐ。格好悪くていやだなあと思いっつも、そんなことを気にしている余裕はまったくなかった。

すべては寝ぼすけの敬介のせいである。

おまけに僕たちの手は全部で四本なのに、大きな荷物が六個もあった。ああ、何ともやっかいな。恥も外聞もかなぐりすてた猛進のはてに、発車ベルと同時に特急列車に飛び乗ったのだった。高校生活、最後の夏だった。


著者名:

宮川敏彦

 

タイトル:

土佐備長炭

地域が育む暮らしの文化

(電子書籍) 

 

ジャンル:ライフ

 

受賞:1作品

賞金:3万円

 

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ー本文よりー

 

土佐備長炭の過去・現在・未来を訪ねるささやかな旅が終わった。非力を省みず、あえてこの道に立ち向かえたのは、長い歴史を貰いて生きる伝統産業と、それを一身に表して働く人たちへの感動であった。

一本の炭さえ焼いたことのない私が、果たしてどれだけのものを記録し得たのか、今となってははなはだ心もとなく、おこがましささえ感じる。

それにしても、十年、二十年早く、誰かがこの仕事を手掛けていたならば、明治から昭和初期の激動の木炭史が時代の人たちの言葉で描かれたであろうにと、まことに残念でならない。

炭の歴史をたどっていくと、語り尽くせない悲しい物語が山ほどある。しかしこの本では、苦節の時代を刻んだその事実にはほとんど触れなかった。より多くの人への土佐備長炭の案内という本書の趣旨をふまえ、過去にでは一本の炭さえ焼いたことのない私が、果たしてどれだけのものを記録し得たのか、今となってははなはだ心もとなく、おこがましささえ感じる。

それにしても、十年、二十年早く、誰かがこの仕事を手掛けていたならば、明治から昭和初期の激動の木炭史が時代の人たちの言葉で描かれたであろうにと、まことに残念でならない。

炭の歴史をたどっていくと、語り尽くせない悲しい物語が山ほどある。しかしこの本では、苦節の時代を刻んだその事実にはほとんど触れなかった。より多くの人への土佐備長炭の案内という本書の趣旨をふまえ、過去にではなく、現在をたくましく生き、未来を開こうとする姿を描くことで、責任の半分を果たそうと考えたからである。しかし残り半分は、いずれ検証する時が来ようと思っている。

「戦時中の娘の時から半世紀、一生懸命に働いてきました。しかし、私ら炭焼きの生活を書いたものは、ただの一行も見ることはありませんでした」。仙頭澄江さんの言葉は、私の胸に痛烈に響いた。皆無とは言えないまでも、この人たちに迎えられるものは極めて限られていたのではなかろうか。

この小さな記録は、歴史の重さに比ベれば何とも不十分であるが、それでも期待に応える一歩となって欲しい、そんな願いをこめて書いた。


著者名:

坂和章平

 

タイトル:

名作映画には

「生きるヒント」がいっぱい!

(電子書籍) 

 

ジャンル:エンタメ

 

受賞:1作品

賞金:3万円

 

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ー本文よりー

 

映画、それは私にとって恋人のようなもの。映画館や試写室に赴くとき、いつも心がときめく。今日はどんな恋人と出会えるのだろうか?

私が映画に初めて出会ったのは小学生のときだから、半世紀にわたって映画に恋してきたことになる。

二〇〇〇年からは、弁護士業の傍ら、無謀にも映画評論を手がけるようになり、この一〇年間に私が評論した映画は一五〇〇本以上。その評論はすべて『SHOW-HEYシネマルーム』シリーズ二四巻に収録している。

映画は、観る人の置かれている状況などによって、受け取り方がそれぞれ違うことだろう。自分なりに噛み砕き、消化して、血として、肉とする。それでいいのだと思う。

本書は、私がここ数年の間に観た洋画、邦画、中国・韓国映画などから名作映画「五〇本」を厳選し、「困難に立ち向かう勇気を与えてほしいとき」「仕事がうまくいかなくてイラつくとき」「生きていくのが嫌になったとき」など、現代人が最も関心のありそうなテーマ「五〇」ごとに一つの作品を取り上げ、「あらすじ」と「ここに注目」を紹介。最後に、生きるための指針となればと願って、「生きるヒント」を示してみた。

名作映画は、観ている人たちに、勇気と希望、自信と信念、など、なんらかの示唆を与えてくれるものである。

私も、六十一歳の今日まで、映画から多くのことを学んできた。それは、生きていく上でも、仕事をしていく上でも、大いに役立っている。

この名作映画「五〇本」から、みなさんが自分の置かれた状況を打破し、希望の灯りをぜひ見つけてほしい。

混迷度をますます深め、先行き不透明な今の時代、本書が一人でも多くの人たちに、もう一度、自分の人生を見つめ直し、さらに一歩前進するための一助となれば幸いである。


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