日本一短い!読書感想文コンテスト!

 

結果発表

 

著者による厳正な審査の結果、

 

各作品、1位〜3位までの受賞者を発表いたします。


作家タイトル一覧(順序不同)

  1. 池谷 敦子 「いのち、ときには滲み」

  2. 池谷 敦子 「裏庭の揺り椅子」

  3. 池谷 敦子 「夜明けのサヨナラ」

  4. 館 和夫 「江差追分物語」

  5. 布下 正宏 「句画集 蒼い岬: 旅の果てに」

  6. 松尾 善弘 「大久保利通(甲東)漢詩集」

  7. 影山 光太郎 「混沌の時代を拓く理系弁護士の生き方・見方」

  8. 富田 直次郎 「堪忍袋第二集 読み分け理論の巻」

  9. 砂田 暁子 「歌集 四季の風韻」

10. 栗村 芳實 「北関東川紀行Ⅱ 鬼怒川・小貝川・渡良瀬川」

11. 栗村 芳實 「北関東川紀行Ⅲ 利根川」

12. 高井 道隆 「観測力学 相対性理論の変革」

13. 浅井 壮一郎 「飢餓と戦争・生存戦略の歴史 - 鉄のビック・バンと官僚国家の形成」

14. 平川 弥太郎 「白藪椿 - 毛利輝元の密謀」

15. 福永 由香子 「しずごころなく - 福永由香子歌集」

16. 尾原 重男 「追憶 下弦の月」

17. 中村 淳 「幻の怪魚釣り騒動記」

18. 金井 未来男 「黎明の炎 - 毛呂山の志士剣禅・小室友次郎」

 


<1>

著者名:池谷 敦子

タイトル:いのち、ときには滲み

 

1位 - 

投稿者:桐山

心が引き裂かれるような感覚に苛まれた。でもどこか他人事ではないような、親しみを感じてしまった。一つ一つの言葉が重くのしかかり、その威力に飲み込まれそうになった。何回も読みたい、しばらくの間自分の側に置いておきたいと思った。しんどい、疲れた、もう限界だという時に救ってくれる気がしてならないのだ。 

 

2位 - 

投稿者:ハンマーシャーク

全身全霊で書き上げた作品と言うところがよくわかります。自分の家族なんかも、独特の感性で表現し、作家のカフカのような、そんな人間の奥底にある動物性を表現したような作品もあります。

読んでいくと自分の内なるものが見えるようなそんなすごい作品だと思いました。

 

3位 - 

投稿者:奥沢こうじ

表現力の豊かさとその卓越したセンテンスの使い方で、自然に詩の世界を追体験することができた。

眼前に広がったのは鼠色の風景と、脆くも頑強な「心」。

正に、いのちが滲んでいる。



<2>

著者名:池谷 敦子

タイトル:裏庭の揺り椅子

 

1位 - 

投稿者:マルシュナー

この詩集の中には大きな大きな水の存在を感じます。まるで水の中で優しく抱かれている感じ。海でしょうか?もしかしたら湖かもしれません。大袈裟に言えば地球全部を超える宇宙のような存在感です。 

 

2位 - 

投稿者:エスラーバ

たまたま偶然手にとったこの作品。その日、私は仕事で上司に怒られて、悩んでいました。この仕事に向いていないのではないかとまで思いました。この本は疲れていた私の心に小さなきっかけ、変化を与えてくれました。今の私がいるのはこの本のおかげです。少し自信がなくなった時、気分が沈んでいる時に是非とも呼んでほしい一冊です。

 

3位 - 

投稿者:トランク

まるで空想の世界を旅するようでいて、自分が昼間に夢を見ていたような不思議な浮遊感の漂う作品です。比喩表現が巧みで、いつの間にか読んでいくうちに夢中になっています。私が好きなのは、心が癒されるような、語り口です。



<3>

著者名:池谷 敦子

タイトル:夜明けのサヨナラ

 

1位 - 

投稿者:neyo

内容も良いのですが、音の響きやリズムが良くて驚きました。細部まで本当によく丁寧に作られた作品だと思います。音読で楽しむことも良いと思います。日本語の音節の美しさがよくわかる、内容と結びついた作品だと思いました。 

 

2位 - 

投稿者:ユノ

読んでいると、作品に夢中になりいつの間にか時間を忘れてしまいます。特に別れであったり終わりであったりそういった最後の美しさや切なさが作品の中に込められている気がしました。読むことに何とも言えない寂しさや切なさも感じてそこがたまらなく好きです。

 

3位 - 

投稿者:クリムゾン

暗いところでこそ光がわかるように、この詩集にある言葉たちは、じっくりと深く深く考えることで、はっとした救いのようなものに気づきます。しとしとと、雨の降る中に幸福を見つけるような、そのような雰囲気を持っていると思いました。



<4>

著者名:館 和夫

タイトル:江差追分物語

 

1位 - 

投稿者:noa

江差追分は、どのように誕生して発展し、人々に伝えられ、北海道江差の地で発展を遂げたのかを探るため、著者は地道に日本各地をまわり、民謡や追分の唄い手を訪ねます。そして、その方々の話を丁寧に聞き、時には実際に各地の唄を聴いていきます。

 

本書は、江戸時代から伝わる民衆の娯楽と大衆芸能のひとつの歴史を著した大変な労作です。その語り口は、やさしくて読みやすく、著者の人柄がそこはかとなく伝わるものです。

 

「人間は生きているかぎり欲望の赴くところいろいろなものを追い求めて行くが、結局はそのすべてと分かれなければならない。それが人生だというのである。したがって、師によれば追分は、この唄を聞き知っているほどのあらゆる人々にとって、人生を表徴する唄だということになる」(新潟市在住の鈴木節美師の言葉)

 

北前船によって江差に伝った後の、栄枯盛衰、紆余曲折を経て守りぬき発展させていった江差の人々の追分への愛情は感動的です。

 

最後に著者は言います・・・「おのれの人生におけるさまざまの別離を胸中に思い描きながら心から唄うことのできる追分という唄は何とすばらしいものか、私はそのことを思うたび、この唄に出会うことの出来た私の人生の幸福をかみしめるのである」

 

私は本書で江差追分を知り、実際唄を聴きました。(出会うことが出来た、ということでしょうか)まだ間もないですが、心を無にして聴く江差追分は、何か自分の身を清めるかのように迫ります。いつか唄いたい、江差追分です。

 

2位 - 

投稿者:三郎

五十余りも昔の中学生時代に三橋美智也の大ファンであった私の耳に、あの伸びのある高音で歌う江差追分が今も残る。

 

(ソイソイ)波は磯辺に(ソイ) 寄せては返す ヤンサノエ(ソイ) 沖は荒れだよ 船頭さん(ソイ)

 

この民謡で、もう一つ思い出したことがある。

「自慢の咽喉で是非一節」とテレビ局のレポーターに所望された老爺が「ソーラン節など思い出しくもねえ。あんなのは網元の旦那衆がわしらを眠らせないために歌わせたんじゃ」と、そっぽを向いたという挿話だ。

 

本著を読み進めていくうちに信濃の街道を旅する馬子や雪原を一列になって進む越後瞽女、北前船の船子達の姿が目に浮かび、ソーラン節同様江差追分も決して明るい労働歌ではなかったのではないかと想像した。

 

仰天したのは本著にある戦意高揚のために改作された歌詞。

 

『敵はいずくぞ荒野は吹雪く いのち捧げて国のため 馬も兵士も声なく進む あれは正義の日の御旗』

 

ソーラン節など思い出したくもない元網子の老爺と同じく、江差追分など興味のない人にはとっつきにくい書名、また読み通すには難儀な本かもしれないが、民謡を通して語られる物語、歴史と人間ドラマの数々に私はノスタルジーと興味をかきたてられつつ、さらにもう一つ思い出したのだ。

 

そう言えば、昔、孫娘(私はこの娘の中学時代の学級担任だった)の結婚披露宴で江差追分を熱唱した北海道出身の爺さんがいた。歌い終わってから号泣したその顔の皺の深かったこと!

 

3位 - 

投稿者:マグヌション

人生で初めて読んだ電子書籍がこの作品です。普段から電子書籍なんて触りもしない私ですが今回は機会があり読んでみました。

 

この作品の感想としましては、面白いということでした。私は北海道出身なのですが、この作品に付いては学校の授業でちらっとしか聞いたことがなかったので、大変勉強になりました。また読み返そうと思います。



<5>

著者名:布下 正宏

タイトル:句画集 蒼い岬: 旅の果てに

 

1位 - 

投稿者:三郎

京都嵐山の真っ赤に燃える紅葉が、会社の研究所でうだつのあがらない日々を送っていた落ちこぼれの研究員に閃きを与えた。

 

他の研究員がバカにする中、何度も実験を繰り返し、誕生したメタモ・カラー。ガラスのコップにウィスキーを注ぐとロンドン名物の二階建てバスが浮かび出る……紅白歌合戦で歌手がマイクに向かった瞬間、純白のドレスに真っ赤なバラが浮かび上がる……

 

この句画集を読んだとき、温度の急激な変化を活用した不思議なインク(ディズニーランドの入場券にも使われているという)の開発秘話を思い出した。

 

 叱られて泣きじゃくる児や初燕

(青にも達していない幼児から始まり)

 哲学と詩に十七歳の秋思かな

(この十七歳に、理系の大家でありながら童話作家を夢見たという湯川秀樹 の若き日を重ねる)

 軽やかに野菊に触れて恋始まる

 受験失敗侘しさや春野の山 羊と戯れる

(60 年安保闘争という政治的な季節においても、このような句を同居させている多感さ)

 

京都哲学の道、東福寺開山堂、東大寺二月堂への小径、アルプス、パリ凱旋門……などなどを描いた絵と俳句が織りなす世界。

筆者に、先述した自然の移ろいに心を奪われるパイロット・インクの研究員と同じ感性を私は感じた。

 

暴走したオウム真理教の幹部の多くは理系だった。

彼らがもし、この句画集の筆者の如く、『蕪村を学び、子規や秋櫻子、誓子を愛し、時には仕事や人間関係に疲れて山頭火や放哉に、あるいは時彦に共感する』人であったら、どうであったか?

 

大学入試の受験科目が減り、ナポレオンを知らない東大生どころではない時代、特に理系の人に湯川秀樹の随筆同様、こういう理系出身の文系的な作品を読んでほしいものだ。 

 

2位 - 

投稿者:ツェツィーリヤ

幾つになっても、一歩踏み出せば世界は広がるものであるということがよく分かったきっかけをくれた作品です。

 

私は還暦を迎えてから暇を持て余しあましていました。そんなときに何を思ったのか、俳句を読んでみる見ることにしました。結果は言うまでもなく最高の経験でした。おそらく1年前の私なら拒否していたであろう。表紙の美しさ、俳句の奥深さ、時折見せる表情どれをとっても満点です。

 

3位 - 

投稿者:マッターホルン

この作品を一言で言うなら青が美しいと思いました。ここで言う青は爽やかな青春の事でもあり描かれた一つ一つの絵画の色の事でもあります。そういったテーマ性を持っているので、そこに着目して作品を見ていくととても美しく魅力的なことに気づきます。自分もこんな美術作品が作れたらいいなと思いました。

 

投稿者:三浦三崎

蒼い岬と言うタイトル通り、爽やかで純粋な美しい言葉と風景に満ちている作品だと思いました。電子書籍で読んでいても、その素晴らしさは紙以上に伝わってくる気がします。

読んでいくと自分でもこのようにクリエイティブなものが作りたいと思うようになります。



<6>

著者名:松尾 善弘

タイトル:大久保利通(甲東)漢詩集

 

1位 - 

投稿者:藤野 斉

これは、学校採用レベルの至極の漢詩の教科書です。

大久保利通を通して漢詩を学べます。また、漢詩を通して大久保利通を学べます。

 

私としては、大久保利通は、洞察力に富んでおり、冷静沈着で、強い信念を持っている人物のように思えました。あまり人気がなく、冷淡で支配的であるような風評ですが、本漢詩では違った一面を見ることができます。

 

漢詩はもちろんのこと、大久保利通のことも、もっと勉強したくなった次第です。

 

 

2位 - 

投稿者:三郎

二十年ほど昔のことだ。

私が歴史好きと知った教え子がこう聞いてきた。

「先生よー、牧野伯爵って知ってるか? 俺の爺はその人のお屋敷に毎朝、野菜を届けてたんだぜ」

学校一のワルの少し自慢げな表情を見て、にわかに大久保利通のクールな肖像写真に血が通った気がした。

 

『死に処すること帰するが如く節清し』――赤穂四十七士に思いをはせての『義臣伝を読む』と題しての詩に、大久保もやはり心は武士かと思う。

 

『錦旗、雲の幕 春風に舞い』――『明治元年西郷参謀の従軍して関東に赴くを送る』の詩に、私は人馬のいななきを聞き、街道に舞う砂塵、西郷どんの表情まで目に浮かべる。

また、『是従隣交 永遠に期す』と、中国との交流は永遠なものになろうと詠んだ大久保に現在の日中関係を憂う。

大久保の詩の味だけではない。筆者の慧眼にも私はしばしば相槌を打った。

 

『月は峯頭に掛かり 影は半ば蔵る』を『月は山の端に掛かり、月光も半分蔵(かく)れている』と訳し、『いくつかの詩で同じ語を使ったり、同一詩内で同じ文字を用いる重字などは、むしろ甲東公の粘着質をしめすものといえようか』の解説など相槌以上、文字通り膝を打ったのだ。

 

教え子が口にした『牧野伯爵』は大久保利通の次男牧野伸顕で、彼が晩年を過ごした千葉県柏市の住民である私には興味深い人物だ。

「太平洋戦争開戦の鍵を握った人物の一人だよ。その人の意見をもう少し尊重していたら、あの戦争はなかったかもしれん」

 

私の言葉に、茶髪にピアスが目を丸くした。

「へえ、そんなにエラい人だったのかよ!」

その教え子も一丁前の大工になって、平成も幕を閉じようとしている今、NHK大河ドラマ『西郷どん』が視聴率で芸人のバラエティー番組に大差で負ける時代を草葉の陰で大久保はどう見ているであろうか?と、ため息をつきつつ本著を閉じた私だった。

 

3位 - 

投稿者:リリー

大久保利通がつくった漢詩がわかりやすく読み解かれています。偉大な人物像が浮かんでくるようであり、彼の思想に触れることができて、味わいがあります。



<7>

著者名:影山 光太郎

タイトル:混沌の時代を拓く理系弁護士の生き方・見方 : 変化をおそれるな、交渉のし方、勝ち抜いてゆくエッセンス

 

1位 - 

投稿者:アデライデ

この本を読む前と後では、世界の見え方がまるで変わってしまいます。私はたぶん夢を見ていたんだと思います。生き方の参考にもなりました。もし私がもっと若い頃にこの作品に出合っていればきっと今私が送っている人生は180度変わっていたと思います。今度は息子たちにこの作品を送ります。 

 

2位 - 

投稿者:マッハ

理系の弁護士が長所と言うことで、理数系の合理性と、弁護士ならではの言葉の甘さが共存した素晴らしい本だと思います。話の流れもきちんとパラグラフライティングで書かれており、非常に説得力がある話でした。日常生活でビジネスや様々なことに使える本だと思います。

 

3位 - 

投稿者: デ・シーカ

とても読みやすい作品でした。漢字とひらがなのバランスも良く、読んでいてストレスなくサクサクと読むことが出来ました。基本的に本に対して抵抗感を持っている私からすると初めて出会った本でした。他の作品も読んでみたいと思う。



<8>

著者名:富田 直次郎

タイトル:堪忍袋第二集 読み分け理論の巻

 

1位 - 

投稿者:三郎

妙な所で筆者に親近感を覚えた。私もまた先祖が伊勢神宮の神職で、私自身も筆者同様国語教師として定年までを務めたので。

 

まずは『読み分け理論の巻』という書名に読む気が失せたのだが(退職して今さら……という気持ちだけではない。教科の指導法の本は嫌というほど読み漁ってきたのだ)、読み進めていくうちに自然とひきこまれた。

 

『ますぐなるもの地面に生え、 するどき青きもの地面に生え』――こう朔太郎が表現した『竹』を『表面はあくまで強く、そのくせ内面はいつも弱々しく震え』る青年期の心の象徴ととらえた筆者に頷く。

 

何を教えるか?(国語という教科ではどう教えるか?以上にこれが難しいのだ)――筆者もその壁にぶつかったのかと。『読めて書けて意味が分かればよい』だけではすまぬのだ。さらに付け足すと、国語教師を悩ませる、数学のように万人が納得出来る正解のない入試問題のなんと多いことか!

 

『汐越や鶴脛ぬれて海涼し』

芭蕉のこの句で鶴の脛が海水に濡れて涼しそうだという通説に、冬の渡り鳥鶴と夏の季語『涼し』の組み合わせ?と疑問を抱いた高校生時代の筆者。

『掘り始めて、最初に出て来たのは、棺桶のかけらであった。「こんなに腐ってしまうものかねえ」……まだ十数年しか経っていない……』――この空っぽの棺桶の秘密を解く件の面白さ。

 

どの教科にも共通する大切なことは飽くなき探求心――そのことを教えてくれる本著を特に高校生や若い教師に薦めたい。 

 

2位 - 

投稿者:エイトマン

まるで青春映画のように素晴らしいエピソードがいくつかあります。特に私が好きなのは映画の制作のエピソードですね。高校3年生と言う多感な時期で、大人は勉強しろと言いますが、その今を生きる子供たちにとっては、きっと映画撮影の方が人生に与える影響が大きいと思いました。大切なものを思い出す本です。

 

3位 - 

投稿者:あーちゃん

「国語」とは言葉の勉強だとずっと思っていました。

でも、それは紙の上の言葉ではない。物事の本質を突き詰めて考える。そしてその意味を知る。

これが本当の「国語」なのだと考えさせられました。



<9>

著者名:砂田 暁子

タイトル:歌集 四季の風韻

 

1位 - 

投稿者:ありんこ

表紙のとおり、日本の四季折々の美しさについて改めて気づかさせてくれる短歌集です。読んでいるうちに、心が洗われていくようです。たっぷり入っていますが、もっと読んでみたいと思わせてくれました。 

 

2位 - 

投稿者:星の世界

ちょっとした時間に軽く読書を楽しみたいなと言う時、短歌集を読むと言うのはなかなか良いだとこの本を読んで気づかされました。この本は最初から3粒の宇宙と言う非常に魅力的なテーマから始まっていて、まさに1つの作品に世界観が詰まっているなと思いました。

 

3位 - 

投稿者:アドリアン

日本語というのがここまで美しいというものであると、久々に感じました。漢字とひらがなのバランス、想像力を掻き立ててくる表現、読み終わった後の余韻どれをとっても素晴らしいと思いました。

もしまだこの作品を読んでいない人がいましたら、是非読んでほしいものです。きっと作品の魔力の虜になるでしょう。



<10>

著者名:栗村 芳實

タイトル:北関東川紀行Ⅱ 鬼怒川・小貝川・渡良瀬川

 

1位 - 

投稿者:マクシモフ

まだ短い人生の中で今までこの手のジャンルに触れてこなかったのですが、この度トライしてみることにしました。この本でを読むことで、心と体が瑞々しくなってきている気がしました。読書嫌いでも読みすい一冊です。読んでよかったと心から思える作品です。是非心から喜びを感じたい人は読んでみてください。 

 

2位 - 

投稿者:ルーベンソン

この作品を読んで一番最初に思ったのは、自分って正直、他人に優しくなかったということです。今ものすごく反省しています。この本を読む前と後では、世界の広がり方見え方、感じ方がが違います。それはまるで悟りを知ったかのような錯覚読後は新しい世界はもう、目の前に迫っているはずです。生き方の参考にもなりました。私の人生のバイブルにします。

 

3位 - 

投稿者:リカルド

この作品の著者は4は作品の書き手として大変素晴らしい才能を持っていると感じました。この類の書籍は小難しく書かれてあり読むのに疲れてしまうものが多いと私は感じている。本書にはそれが一切なかった。電子書籍でこういった類の本は読んだことなかったがからいい発見をした。



<11>

著者名:栗村 芳實

タイトル:北関東川紀行Ⅲ 利根川

 

1位 - 

投稿者:グレートリバー

利根川の知られざる魅力を感じました。まるで北杜夫のエッセイを思い出すような自由で鮮やかな書きぶりで読んでいて純粋に楽しい1冊です。

この本を持って旅に出るのも良い選択だと思います。最初の数ページを読んだら夢中になりますよ。 

 

2位 - 

投稿者:マリア

ここまで情熱的に利根川について書かれた作品は見たことありませんでした。実家がつくばなので今週末に釣りにでも出かけてみようと思いました。

 

3位 - 

投稿者:シェーヌ

河にも異名が存在はあるんですね。知りませんでした。しかも日本人なら基本的に聞いたことあるであろう名前でありますしね。

こんなに読んでいて驚きを隠せなかったのは初めてでした。



<12>

著者名:高井 道隆

タイトル:観測力学 相対性理論の変革

 

1位 - 

投稿者:レモーネ

光のふるまいや重力など、観測力学について書かれた学問書。矛盾するようなことがらについては、ふむふむと首を縦に振りながら読ませていただいた。 

 

2位 - 

投稿者:シュレディンガー

物理学の本と言うことで読んでいて難しい部分もありましたが、とてもクリエイティブな内容読んだと言う満足感がありました。

原子や重力などの解説や既存の常識との乖離部分などが特に興味深く読みました。物理学の常識もどんどん発展していくんだなと言うことがわかりました。

 

3位 - 

投稿者:ブレージ

一番有名だけど正直よくわからない理論ではないでしょうか。こちらの本は観測力学をもとに解説しており、理系ではない人でも良く買いできるのではないのでしょうか。理系の私からしたら読み応えのある最高の本です。



<13>

著者名:浅井 壮一郎

タイトル:飢餓と戦争・生存戦略の歴史 - 鉄のビック・バンと官僚国家の形成

 

1位 - 

投稿者:三郎

飢餓をキーワードにした文明史観は殊更新しいものではない。しかし、食料自給率50パーセントをも下回る飽食の国の小市民として、きちんと飢餓の問題に目を向けるべきと、あらためて本著を読んで思った。

 

戦車、騎兵、鉄製武器で世界を蹂躙した遊牧民国家だけではない。飢餓の克服のために、飽食日本も悪い言い方をすれば世界から食料を略奪しているのだろう。交易と言えば聞こえはいいが……。

 

モンゴルの草原、駱駝の隊商が行き交う砂漠、新しい領地確保のために遠征した十字軍が、大殺戮されたアナトリアの平原、鉄製農具で耕作される中国の大地、製鉄原料がなかったことを一因に、滅びの道を歩んだナイルの岸辺……本著を通して見ると、これらの風景が今までと違って見える。 

 

2位 - 

投稿者:ハンブレーウス

21世紀の現代においてもこのような深刻な問題が起きているのに何もできない自分がいて悔しい。また、少しでも支援したいと思った。私の人生に良いきっかけを与えてくれた作品であった。あと20年は早く出会いたかった。息子に読ませてこの深刻な問題について語りたいと思う。もし、自分の価値観を変えたいのなら是非読むべき作品のひとつであると思う。

 

3位 - 

投稿者:

文明の発達や社会制度の形成などに、食糧難や食料不足による飢餓などが関わっていたと言う主張のなかなか面白い世界史についての本です。

読んでいると解説もわかりやすく、自分がもしこんな先生に学生時代を教えてもらっていたら世界史が好きになったんだろうなと思いました。



<14>

著者名:平川 弥太郎

タイトル:白藪椿 - 毛利輝元の密謀

 

1位 - 

投稿者:扇の的

主人公の内藤元盛は、大阪へ向かう!そこには、大きすぎる密命があった!大阪夏の陣の裏で語られる、もう一つの知られざる物語が描かれています。

エンターテイメントとしても面白いですし、人間の感情の描写は純文学にも通ずるところがあります。傑作と言える歴史小説だと思います。 

 

2位 - 

投稿者:チェスト

非常に硬派で本格的な読み応えのある時代小説だと思いました。毛利家を中心にして、武士としての生き様や死に様、プライドに忠義、今の日本では廃れた本当にかっこいい男たちを小説にしています。

一つ一つの言葉が凛として美しく、作者も丁寧に膨大な資料からこの作品を作ったと言うことも読むとわかりました。本当に素晴らしい作品でした。

 

3位 - 

投稿者:エリックサティ

内容が静かで美しく切ないいかにも日本の美を体現したような作品だと思いました。

戦国の世の終わりを舞台に、ある1族の悲劇的で壮絶な運命がこの本の中には書かれています。場面場面で、心に染みるようなストーリーが繰り広げられています。



<15>

著者名:福永 由香子

タイトル:しずごころなく - 福永由香子歌集

 

1位 - 

投稿者:線香花火

人間や物事の上部だけにとらわれず、物事の本質を捉えた作品だと思いました。タイトルの通り美しい花はやがて散り、人間は歳をとり、体は動きづらくなり、そんなふうにして時と言うのは残酷なものです。しかしながらそれさえも愛そうと言う作品になっていて私は感動しました。 

 

2位 - 

投稿者:三郎

長期入院であくびばかりしている母に、「これを参考にして短歌でも詠んでみたら?」と、与謝野晶子の『みだれ髪』を渡した。わざわざ発刊当時と同じ装丁の、ノスタルジックな復刻版を買って。

ところが、翌日私からちょっと視線をそらせて米寿過ぎの口からこんな言葉がこぼれた。

 

「お前なあ、自分の親にこういう本を読めとはどういう神経をしとるんじゃ。『柔肌の熱き血潮に触れもみで悲しからずや道を説く君』だとよ」

イヌサフラン首より咲けり悔いのない青春なんて……と思わせながら。

 

この歌集の冒頭の一首(最後まで読ませるかどうかの鍵、歌集の顔と私は思っている)に、私は今は亡き母の顔を重ねた。『みだれ髪』を渡した息子に苦言を呈したが――。

 

「耳の汚い男は嫌い」――そう言って、春の陽光の差す縁側で父の耳掃除をしていた母。「いい人ではなかったけれど、いい男だったよ」――父の通夜の席で、そうのろけた母。

そんな我が母の如く、この歌集の作者も生々しい感性の持ち主と見た。

 

無学な母は俳句も短歌も縁がなかったが、歌を詠めることははたして幸福なのかどうか?

 

 その時までは確かにあった幾万の会話も絆も呑みて津波は

 ざっくりと引き裂かれたる日常の無念は泥の中のアルバム

 春耕の鍬を拒みて堆し瓦礫にこもる思い出の数

――震災を詠んだ一連の歌に戸惑う私。

 

 境界の向こう桜の花の下牛馬ひたすら死を待つばかり

 放射線漂う空の晴れわたり峠越えれば故郷の村

 

これらの歌は、今年の3月11日14時46分、原発の町富岡で海に向かって黙祷を捧げた私に、その町が桜の名所であることを思い出させずにはおかない。

 

忘れたいけれど、忘れられない、忘れさせるわけにもいかない。

――そんな水面下でもがく水鳥の脚を思い浮かべつつ、歌を詠むという営みについて考えさせられた歌集だった。

 

3位 - 

投稿者:リリェホルム

学校の国語の授業に使うために読みました。作者の思いの結晶が詰まっていると感じて読んでてとても楽しかった。人一つの表現が卓越していて、どうやってこのような作品を生み出せたのか知りたくなりました。おじいちゃんにも勧めたいと思いました。



<16>

著者名:尾原 重男

タイトル:追憶 下弦の月

 

1位 - 

投稿者:花もよう

『追憶 下弦の月』を読ませて頂き、まずはこのような機会を頂きましてありがとうございました。どんな人生にも歴史はあるものだと思いますが、作者の力量のおかげもあるかもしれませんが、このご夫婦の人生は一際ドラマチックなものとなっています。

 

出会い、再会、手紙のやり取り、別れの危機、ポローポーズから結婚まで一気に読み進めてしまいます。子供の誕生、幸せな日々、そして運命の事故から奥様に最後の瞬間まで読者を飽きさせることなく進んでいきます。

瞬間の積み重ねが時間であり、時間の積み重ねが人生であるなら、やはり瞬間を大切に生きていこうと希望がわいてきました。

 

このご本の作者と、それからご家族の方々に心よりのお礼を申し上げます。ありがとうございました。 

 

2位 - 

投稿者:夏のきこり

こんなにも深く人を愛することができるんだと胸が苦しくなりました。とても良質な作品集です。人を愛すること、人に愛されること、愛する人とともに人生を歩んでいくことの喜びと苦しみをぜひ感じて下さい。

 

3位 - 

投稿者:ともパパ

最愛の人を失ったときに、人はどれほどの思い出を振り返ることが出来るのだろうと考えさせられました。

少なくとも著者の想いは喪失感だけではなく、自分のこれまでの人生を振り返る機会となり、読み手の私自身も、出会った人々への感謝を再確認させてもらいました。



<17>

著者名:中村 淳

タイトル:幻の怪魚釣り騒動記

 

1位 - 

投稿者:三郎

オヤジよー、最後の車はこういうのにしたら?」と、息子が一冊の本を差し出す。書名は『ロードスターと旅に出る』、表紙にはマツダの赤塗装のロードスター。(そんなこと言われなくても分かっている、しかし金がないんだ)と憮然としつつ著者名にアレッと思う。

 

読もうか読むまいか迷っていた『幻の怪魚釣り騒動記』

――車へのそういう感性を持った著者なら、自分向きに違いないと読み始めたのだった。

 

有体に言えば、高校最後の夏、怪魚釣りを湖に向かった少年達が怪魚や大人たちと触れ合ううちに大人になるという物語――こういう作品は車と同様、好みが大きく分かれるだろう。ロードスターをはじめとしたマニアックな車好きの私は楽しみながら読めたが。

 

『程度の低い大人がこの世には何と多く溢れていることか』(そうだ、そうだ、なんであんな糞車があんなに売れるのか!)

『男は最初から男に生まれるのではなくて、自らの意志で男になろうとするものなんや』(ボーボーボワールをもじったエスプリ、カッコつけすぎちゃうん?)

――ボソボソつぶやきながら 

 

2位 - 

投稿者:ヤマメ

怪魚を取り巻く少年をめぐる物語です。青春小説のような爽やかな内容が良いですね。少し80年代の角川映画のようなノスタルジックな雰囲気も良いですが、尾道作品が好きな人にはきっと気に入るような内容だと思います。そんな良い映画を見ているような素晴らしさの小説でした。

 

3位 - 

投稿者:二郎

自らの若かりし頃を回顧しながら読んだ。

青春時代において、人間性を形成するような、社会性が芽生えるきっかけになるような「事件」というのは、誰しもが体験するものである。

そういった経験を経て、社会に揉まれ、人はいつの間にやら「大人」になる。

心の奥底に屈託のない少年の心を秘めたまま。



<18>

著者名:金井 未来男

タイトル:黎明の炎 - 毛呂山の志士剣禅・小室友次郎

 

1位 - 

投稿者:イザベラ

まるで映画を見ているかのような作品でした。細部の表現から、主人公の行動に対する描写力どれをとっても素晴らしいの一言でした。こちらは小説ですが、映画化されたら確実に見たいと思いました。小説とはここまでの力があるのだと感じました。これ程の完成度を作れる作者の技量にも驚かされるばかりです。 

 

2位 - 

投稿者:マジックバレット

小室友次郎と言う人物について知ったのはこの本を読んで初めてです。しかしながら、そのかっこよさや男気にファンになってしまいました。とりわけ孫文とのエピソードは驚きで、教科書にはおそらくてこないようなお話なので、絶対にこの本を読んで感じてもらうのが1番だと思います。

 

3位 - 

投稿者:クロノス

小室友次郎は、私の地元の歴史上の人物で、今まではあまり全国的には注目されていなかったので、本が出版されてとてもうれしかったです。

読んでみると地元の私でも知らないようなエピソードがあり、とても読み応えがあって面白かったです。



以下の作品につきましては、著者様審査の結果、「該当者なし」となりました。

ご了承くださいますよう、お願い申し上げます。