大気と我は一体

(著) 高宮恒治

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作品詳細

今日的な人間社会の問題点は、職業の専門職化が進み、個々人が木を見て森を見ないことが習慣化していることです。物事の本質や全体が捉えにくい社会になりつつあります。その結果、人と人との絆が希薄になり、孤独無縁状態となりつつある現実を直視する必要があります。しかし、どんなに混迷を極める社会でも希望が保てる生き方が必要です。
釈迦の仏教の核心は、「貧しきもの卑しきものも、富めるもの位高きものも、全て一なることです」(桑原武夫編 一日一言)。

科学技術の時代を迎えた今日、この福音を伝えるためには、科学の視点から、自然環境殊に人間の営みの根底にある「大気」の働きとその恩恵について、理解と認識を深め自覚する必要があります。
更に、大いなる存在に生かされている自己の身体といのちと大気に感謝し、謙虚に合掌することが、世界平和を構築する確かな道と言えます。

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