ジョークで知るモンゴル

戸田 等(著)

発売日:2016年12月28日

カテゴリー:

歴史

ジョーク


日本とモンゴルの歴史上のかかわりをみますと、残念ながら、鎌倉時代の元寇(げんこう)と昭和前期のノモンハン事件の二つしか挙げることができません。 

 どちらも不幸な出会いでありましたが、現在では大相撲で多くのモンゴル出身力士が活躍し、経済や文化などさまざまな方面で交流を深めるなど、良好な関係を築きつつあります。両国の間には週に何便もの旅客機が往復し、片道約五時間で結ばれるという、時間的にも“近い”国になっています。 

 そもそも日本人とモンゴル人は、同じ蒙古斑を持つ仲間でもあります。かたや島国で農耕を営み、かたや大陸国で遊牧を糧(かて)としてきたという違いはありますが、伝統を尊びながらも新たな文物を積極的に自分のものにしようとする気性には相通ずるものがあります。こうした共通点を持つ両国民は、今後、さまざまな形で関係を深めていくであろうことは想像に難くありません。

コメント: 12
  • #12

    3代目ざるそば (木曜日, 04 1月 2018 10:50)

    ここ10年ほどのあいだ、関取たちの活躍でモンゴルという国は随分と身近になった。しかし、はたしてモンゴルそのものについて私たちがどれだけ知っているかというと、ほとんど何も知らないと言ってよいのではないか。私自身も、モンゴル料理店は好きだがほかの文化はなにひとつ知らない。ジョークという民族性が最も表れる部分に触れることで、本当の意味でモンゴルに近づけたような気がする。貴重な体験のできる一冊だった。

  • #11

    チキチキバンバン (木曜日, 04 1月 2018 10:36)

    日本人と姿かたちは似ているが、やはり異国のモンゴル。昨今何かと大相撲で話題となっているが、彼らの風習やメンタリティを少しでも知る上で、この著書は役立つのではと選んで読んでみた。だが、ほとんどが日本人の私が読んでも「クスッ、ニヤリ」と共感する落語の小噺のような話が多く「どの国でも人って同じだな、変わらないな」が率直な感想。
     それでも一番気になったのは『長い髪』という話の注釈でモンゴル人の男性には禿げた人がほとんどいないというのは、びっくりした。遺伝的な要因なのだろうか、それとも食べ物や風習の関係か。あとがきの『日本のみなさまへ』で、著者が日本人の細かな配慮の話を述べていたが、モンゴル人は禿げるような人間関係のストレスを溜めないのか。だとしたら、日本の伝統的な相撲界に溶け込もうと奮闘しているモンゴル人力士達は、さぞストレスを感じているだろう。日本人にも、今以上に外国人を理解して受け入れる寛容さが必要なのかもしれないと感じた。

  • #10

    れでぃを (木曜日, 04 1月 2018 09:40)

    クスッと笑えるジョークから、ムゥーと黙らされるジョークまで、誰かに話したくなるものが盛りだくさん。寝る前に毎日少しずつ読んでから寝ると、ハッピーな夢を見られそうです。

  • #9

    北極星 (木曜日, 04 1月 2018 09:34)

    アルヒ(モンゴルの国民的お酒)が飲んでみたくなる笑。ジョークと言うのは、娯楽である一方で欧米ではインテリジェンスにつながると考えられている。ジョークと言う視点で、
    モンゴル文化を切り取るというのは挑戦的である。また読み手としてはとても面白くサクサク読める一方で、よりモンゴルが身近に感じられる、私も恥ずかしい話、ステレオタイプのモンゴルしかしらないと言うことに気づいた。

  • #8

    グリメン (土曜日, 30 12月 2017 14:09)

    この本を読むまで、モンゴル=相撲、ゲル、大自然!というイメージが強かったのですが、「えっ、全然違う!」という衝撃!人々の交わすジョークを通して、モンゴルに住む人のリアルな生活が見える本でした。
    そしてモンゴルの人は、とても純粋で素直。自分に正直なのだという事、それが自分でも知らないうちにお茶目なジョークを生み出しているのだと感じました。
    狙っていない面白さだからただ愛しくて、その情景を想像してはクスッと笑えてしまう。
    きっと誰も傷付かない、平和なユーモアが満載です。

  • #7

    (土曜日, 30 12月 2017 13:41)

    モンゴルというと、恥ずかしながら相撲や砂漠、放牧などしか浮かばない。今の日本では考えられないジョークが、今まさに発展途上にあるモンゴルでは飛び交っていると知り、クスッと笑ってしまう。なんて、こんなことをいっていると、モンゴルの若者に何て言われるかわからないな。言い返せる自信はありませんから

  • #6

    KUMA (土曜日, 30 12月 2017 13:28)

    へぇ~、なるほど!嘘!?ほんとに?
    テンポよくどんどん読める!どんどん学べる!モンゴリアンジョークでした!
    愉快なモンゴル人と是非ともアヒルを"トクトイ"したいものです。

  • #5

    デュワーク (土曜日, 30 12月 2017 13:22)

    この本を読むまでモンゴル人は静かな人たちだと思っていた。しかし、とてもユーモアに溢れる人たちなのだ!電車の中で読んでいて笑いを堪えるのに必死だった。

  • #4

    みっちょ (金曜日, 15 12月 2017 03:43)

    モンゴルの人は、見た目が日本人そっくりだ。と思っていたが、まさかジョークまでよく似てるとは驚きました。お金が気になり、お酒が好きで、奥さん怖いというところなんか得にそう感じました。少しルーズなのに、とてもきちんとしてるとこもある。というバランス感が、ストレスフリーで温和な表情を生み出酢のかもしれません。しかしモンゴルの人には、はげてる人がいないのにははびっくりしました。今、相撲界では、モンゴルの力士たちでごたごたしていますが、もっとお互いを知れば、日本人とモンゴル人の距離は縮まるように思えました。とにかくおもしろい本でした。

  • #3

    カサピ (月曜日, 11 12月 2017 17:18)

    ジョークといえば、我々がよく耳にするのはアメリカンジョークだし、モンゴルのことはどんなとこなのかも想像し難いが、本書を読んでモンゴルは非常に優しいジョークの印象を受けました!クスッと笑えるだけでなく、いい話だなあとモンゴルの人達に会いたくなる一冊です!

  • #2

    すまさ (木曜日, 07 12月 2017 09:20)

    作品は、とても面白く、モンゴルを身近に感じました。モンゴルといえば、モンゴル出身のお相撲さんが多く、最近何かと世間を騒がしています。ぜひ、みなさんに読んでほしいです。

  • #1

    正太 (水曜日, 06 12月 2017 13:22)

    テレビにモンゴルの人々が映るたび、両親がそろって「モンゴルの人だけは、日本人の顔と見分けがつかんねえ」「ほんまじゃねえ」と言い合っていたのを憶えている。似ているのは顔だけではなく、男は酒を飲み、妻は夫をなじる。子どもは小賢しく、親はときにしてやられる。社長はケチで、社員はズル休みをする。──いや、これらはモンゴル人と日本人だけではない、世界中に通じる普遍的な笑いだろう。ただ、同じように社会主義が崩壊して資本主義にシフトしようとしているロシアの「アネクドート」(ロシア流小話)の多くが政治への不満をネタとしていたのに対し、モンゴルのジョークはどこか朴訥としていて微笑ましい。それも今後は変わっていくのかもしれないが、「どんな苦労も笑い飛ばしてしまおう」という姿勢はけっして変わることはないだろう。