大切なことは人の「欲」のありようであり、「欲」の効用をしっかり理解することである。

ヒトが人になれた理由(わけ)

竹村 公彦 /著

発売日:2018年3月30日

500円(税込)

装幀

カバー/22世紀アート

デザイン/22世紀アート


発行形態:電子書籍

ジャンル:ライフ



人の様々な能力も、性質・性格も、日々の生活で受ける様々な情報や体験で得る知識として、食事によって身体が成長し、運動によって体力が発達するのと同様に成長し、発達する。しかし、日常得ることのできない情報や知識、体験することのない事柄は、当然、修得も獲得もできないが、親の生活のありようや、交流のある社会のことはそのまま身についてゆくことになる。

かつては「人のふり見て我がふり直せ」と言い、また、我が子が世間ですることで自分が笑われるようなことにならぬようにと、我が子の模範となるべく注意して生活をする親が多かった。こどもは日々の生活から学んで育つから、こどもが親を映す鏡になるからだ。今日は自らのことは別とばかりに、ことばによって躾をしようとすることが多くなっているらしく、つい無用な指図をし、規制や抑制をしてしまう。それが問題の原因の一つとなっているようである。

大切なことは人の「欲」のありようであり、「欲」の効用をしっかり理解すると同時に、「欲」をよくない方向に向かわせたり、抑制することの影響の好ましくない結果を知って生活せねばならない。

著書プロフィール


竹村 公彦(たけむら・きみひこ)

 

昭和11年生まれ。

長野県飯田市出身。

昭和36年、名城大学卒業。

以来、2003年3月まで同大学にて教鞭をとる。 

 

著書

『子どもはこうして育てよう』(2002年)

『かくて学校から人材が輩出する』(2005年)


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コメント: 3
  • #3

    ペスタロッチー (火曜日, 16 4月 2019 13:48)

    子供は、大人のすることをよく見ていてそれを模倣しながら成長していくということが、本を読むと伝わりました。自分も、子供の見本になるような大人になれるよう努力していかねばなりませんね。この本に書いてあるように、子供を無理矢理しつけるようでは大人として二流だと思いました。自分をきちんと育てて、子供に教育をしてあげたいものです。

  • #2

    彗星 (火曜日, 16 4月 2019 13:47)

    勉強しろと親が言うのではなく、勉強したくなるようなきっかけをよく与えることが本当の教育だと言うようなことがよくわかりました。私も子供により良い教育したいと思います。本を読んで、自分も多く学び、そしてその姿を見せて、子供にも学ぶ楽しさが伝わるようになればそれが1番良い教育だということがよくわかりました。

  • #1

    さきちゃん (火曜日, 16 4月 2019 13:47)

    「人が人らしく生き、人らしく存在するには、終生意欲的な活動ができることが必要条件なのだ。」そのためには、乳幼児期から「欲」を発達させることが不可欠だという。
    その理屈と方法は理解できたが、私は3人の幼子たちに、十分に「欲」を発達させる育て方ができているかとても不安になった。
    松下幸之助氏の「やってみなはれ」精神とは真逆の対応を子供たちにしてしまっていたからだ。また、知識が身についたからと言ってすぐに実践できるわけでもない。
    自分の子育ては自分が育てられた方法が基盤になっているため、そこを改革するにはエネルギーがいる。でも、ここを諦めてしまうと社会へ送り出した時、あるいはそれまでの段階でいじめや重大な過失をおかす悲劇を招くかもしれない危機感を覚えた。
    60の手習いというが、きっと今からでも遅くないと思いたい。どの年代、立場の人が読んでもそう思い何か1つでも改善し、前向きな「欲」に溢れた社会になることを願いたくなった。