口語自由律短歌が、現在直面しているものに全身で向き合う、歌集

薄氷: 病にうちかち短歌に生きる

光本恵子歌集

光本 恵子/著

発売日:2017年10月24日

500円(税込)

装幀

カバー/22世紀アート

デザイン/22世紀アート


発行形態:電子書籍

ジャンル:ライフ



『薄氷』は、昭和六十一年十二月、短歌新聞社から刊行され、後に版を重ねた。短歌作品四四一首と、産後の大患を綴った散文「闘病記」を収め、宮崎信義の序と金子きみの跋を載せる。鳥取県に生まれ育った光本は京都女子大学在学中に、永田和宏や河野裕子らとともに「幻想派」に参加して時代の新しい歌に接するとともに、「新短歌」に所属して宮崎信義の薫陶を受けるところになった。光本がなぜ短歌を、そして口語自由律短歌を選んだのか、その経緯はわからない。しかし『薄氷』を読むと、光本にとって口語自由律短歌が、現在直面しているものに全身で向き合うのに、もっとも適していたものであったことが了解されてくる。

著書プロフィール


光本 恵子(みつもと けいこ)

 

1945年 鳥取県生まれ。

京都女子大学文学部国文科卒。

10代の学生時代に宮崎信義に出会い「新短歌」に入会、口語自由律短歌を始める。

卒業後、教職に就いたが、教師を辞して、信州の垣内氏へ嫁ぐ。

長女出産を機に、敗血症、と癌に陥り、生死の極みをかいくぐり、5年の闘病のあと生還。

1989年に信州で「未来山脈」を「新短歌」信州支部として創刊。

2002年、宮崎信義「新短歌」廃刊に伴い、同誌の会員も統合して、現在「未来山脈」編集発行人。


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コメント: 2
  • #2

    ヒポクラテス (木曜日, 04 1月 2018 09:36)

    闘っているのはわたしだけではなかったのだ。たった31文字の中で、私は共に戦ってくれる戦友を得たような気持ちだった!痛みを抱えながら生きるのは、辛い。しかしながら、乗り越えた先に見える風景に思いを馳せながら、この本と生きていきたい。

  • #1

    かりん党 (土曜日, 30 12月 2017 12:16)

    元々短歌に興味があって、この本で口語自由律短歌という存在を知った。短歌というと難しいと思うが、この本を読んで短歌は自由だと思った。作者の人生が31文字に込められていて感動した。