人類普遍の原理:国際社会の平和と人類道徳の基準理念として 

榎本 昭(著)

発売日:2016年2月21日

800円(税込)

発行形態:電子書籍



商品解説

世界は今、資本であふれている。そのため戦争、紛争も解決しない。そのことに関して世界は揺れている。政治は正義であるか否か、法は公正であるか否かで揺れている。つまり、社会システムに対しての懸念が全世界で広がっている。即ち、社会主義に対してのシステムの見直しが必要となっているのだ。

 榎本昭氏が主張する「人類普遍の原理」とは、そういった社会に対する既成概念をいったん白紙に戻し、道徳、宗教によって“信じる力”“救われる力”を取り戻そうとする、そういった原理である。これは間違いなく人類の未来にとって必要不可欠な法則として機能するはずだ。何故ならば道徳的尺度とは、榎本氏が本書『人類普遍の原理』で書いているように「人類道徳の尺度は人間の幸福である」からである。

 コンピュータが人類を支配するような主客転倒の社会が形成されていることに対して榎本氏は、「どちらが主人で、どちらが従人かの区別が逆になってしまう」と言っている。これはまさに“目から鱗”の見解である。つまり、コンピュータは社会において脇役であったものが、主役に抜擢されるようになり、本来、主役であるべきはずの人間が脇役となってしまっている現行の社会への痛切な批判であろう。人間はコンピュータに支配されている。

 つまり、榎本氏が主張していることとはこうだ。即ち、社会システムによって支配されている人類がヒューマニズムを取り戻すためには、“心の広さ”、それも道徳的、宗教的理念によって得た“心の豊かさ”こそが必要不可欠であって、それがひいては人類の幸福や平和へと導く最善の行為なのだ、ということである。世界は機械論的自然観では把握できない!

 榎本昭著『人類普遍の原理』は現代人が熟読すべき作品である。本書からは、様々な視点を持って生きることの必要性を教えられるのである。


創造の方程式:「命の職人」 

ー人類にとって何が大切かー

榎本 昭(作家/医師) 

 

2017.07.27


コメント: 2
  • #2

    あさの (木曜日, 04 1月 2018 10:42)

    人類は最も愚か生き物だけれど、それでもこの世に人として生きている限りは、幸福を追い求めていたいと感じさせられました。

  • #1

    あさの (木曜日, 04 1月 2018 09:46)

    人類が目指すべき価値基準として人間の幸福が挙げられているが、幸福とは主観的な概念であって、人間の多様性を考慮すると、幸福の尺度も同様に多様であると私は思う。この非常に広範な多様性を全て満たす理念などあり得るのだろうかと私は日々疑念を抱いているのだが、この問題に対して著者が豊富な実体験を基に行った考察には非常に興味を惹かれた。ただ、やはりそれは一般的に社会的弱者と呼ばれる人間の視点から見た幸福を基準として論じられていて、支配者層の幸福が軽視されていたように思える。支配者層の物欲・支配欲の抑制は、彼等にとっての不幸を意味する。従って、人間個人の幸福を人類全体の目標とするのは、やはり難しいのではないかと思った。