家族や友人、旅の感動や出会いの素晴らしさを綴ったエッセイ集。
家族や友人、周りの温かい人々との関わりも書き留めながら、旅の感動や出会いの素晴らしさにも触れることができました。
この度、それらを一冊の本にしてみたいという念願が叶うことになったのです。
昔を回想してふと思ったのだが、今の学生たちは、果たして旅を楽しむ心や余裕を持っているのだろうか? 我が息子たちを見ていれば、それは一目瞭然ではあるが……。
「季節の風」は、七年間の文章を春から始まる日本の四季に合わせて並べた、第一章から始めている。
改めて日本には、素晴らしい四季があることを、私も含めて再認識出来ればと思い、「二十四節気」を折り込みながら綴ってみた。
四季折々の楽しみは、人それぞれにあるが、はっきりと四季が存在する国では、一年のうちで人が快適だなと感じる期間は、ごくわずかではないかと思う。
四季の移り変わり、巡りは、まさに人生の縮図ではないかと感じる日々である。
ご一読、いや流し読みをしていただければ幸いです。
次なる「季節の風」を吹かせるために、今日からまた歩み続けます。
著書プロフィール
谷 充弘(たに みつひろ)
1959年 奈良県生まれ。
佛教大学文学部英文学科卒業。小学校教員を経て現在に至る。
「国内旅行業務取扱管理者」「鉄道テーマ検定3級」の資格を保有。
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書籍へのコメントはこちらからどうぞ
ShunFujiSan (木曜日, 04 1月 2018 11:04)
どうして人は旅に出たくなるのか。
旅先の非日常の中に、四季の美しさに関する些細な気づきを無意識のうちに求めるからでなかろうか。景色はもちろん、食、香り、気温、鳴き声や自然の音、我々の五感はそれを求めているのかもしれない。
そんなことを気づかされ、旅の支度を始めさせられる、あたたかなエッセイ集。
Rina (木曜日, 04 1月 2018 10:33)
私は、季節ごとに変わる風景を楽しみにしている。なぜならば、一年でその時期しか見ることのできない花や木々から、季節の変化を感じるからだ。著者も暮らしの中で自分の感じる体温、変化する自然の風景から季節の移ろいを感じていたのではないだろうか。著者の二十四節気を折り込んだ日常から、当たり前だと思って過ごしていた四季の移ろいを、認識しながら過ごしていこうと思う。