機転・動転・流転:愛しき我が人生の軌跡

筑紫 昭和(著)

発売日:2016年2月1日

民族の歴史である国の歴史については、人々がいつの時代に生まれようと、過去及び現代について詳しく知らされ、その成り立ちについて深く熟知する事が出来るのである。 

 この事によって先祖に対する崇敬の念が湧き上がり、ますますこの国を護って行かねばと、固く決意を新たにするものである。 

 しかし一方、この国を構成する個人となると、その家族の拠って立つ歴史については、不認識な場合が多く、そこからは家族に対する崇敬の念は生まれて来ないのである。 

 現代社会に見られる毎日起こる凶悪な殺人事件をはじめとする犯罪は、まるで「たが」の外れた桶のようなもので、その止まる所を知らない。 

 私を含めて宗教心の少ない日本人にとっては家庭での歴史を知る事は極めて大切で、それは単に過去を知るという事に止まらず、未来に向かっての方向を示すものに外ならないほど、重要なものである。

 

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