著者が三十数年間の児童相談所や乳幼児健診、スクールカウンセラー、医療機関などで出会ったいろんな人たちとの関わりを綴った一冊。

あっ、そうか!

気づきの子育てQ&A : 総合版

安部 利一/著

発売日:2018年5月22日

800円(税込)

装幀

カバー/川口要

デザイン/22世紀アート


発行形態:電子書籍

ジャンル:ライフ



ー本文よりー

私はスクールカウンセラーとして学校を訪れています。相談室で出会う子どもたちの多くが、対人関係や勉強、あるいは家族関係などの辛い思いを口にしますが、その背には、親の期待や社会的基準の重い荷の存在を感じます。

親も子どもも、真面目でいい親、いい子でありたいと思いながら、思うようにいかない焦りや不全感を抱く人たちの広がりを感じます。

近年、各自治体に公的あるいは民間で「子育て支援」や「青少年の居場所」の機関が設けられたり、電話相談の機関もあり、その気で探せば何らかの救いを得られそうですが、親はそのことに気づかないか、わかっても生活に追われて、子どものことは二の次になります。

私の住む益田市に民間団体「レディスますだ」発行の月刊誌「Nice to Meet You」があり、その中の「子育てQ&A」を手伝うようになって十五年が経ちました。

私は、三十数年間の児童相談所や乳幼児健診、スクールカウンセラー、医療機関などで出会ったいろんな人たちとの関わりで成長させてもらった思いを強く抱きますが、この貴重な体験を少しでも社会に還元したい思いで執筆してきました。掲載事例はプライバシーを配慮してアレンジし、百数十になりますが、この度、その約半数を選んで一冊の本にまとめました。

支援内容は、できるだけ具体的ですぐできそうなことを心がけて記述しましたが、読んでいただければわかりますように、普段見たり聞いたり、何気なく自ら経験していることが多いことに気づかれると思います。

日常忙しく動いていると、そのことにすら気づかないのです。この本が少しでも子育てのお役に立てば幸いです。

著書プロフィール


安部 利一(あべ・りいち)

 

1939年、島根県仁多郡奥出雲町横田にて出生

1961年、島根大学教育学部卒業。島根県立保育専門学院助手

1963年、島根県出雲児童相談所勤務

以降県内各児童相談所に勤務、1999年、退職

現在、島根県教育委員会嘱託スクールカウンセラー

医療法人「松ヶ丘病院」非常勤

「おちハートクリニック」非常勤

「島根県立石見高等看護学院」非常勤講師

臨床心理士、日本臨床心理士会所属


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書籍へのコメントはこちらからどうぞ

コメント: 11
  • #11

    ワイン (木曜日, 27 9月 2018 16:06)

    スクールカウンセラーの経験のある作者の方と言うことで、実体験から学ばれたことなのでとても信用できました。シンプルにまとまったQ&A方式で子供の接し方について詳しく書かれており、子育てに悩んでいた時に読むと心がすーっと落ち着くような気がしました。

  • #10

    ゴールド (火曜日, 25 9月 2018 16:34)

    子育てをするためにはまず自分が育たねばならないとこの本を読んでわかりました。 誰もが直面するようなよくある子育ての問題を、すごく具体的に質問してくださって解決方法も具体的で読んですぐ実践できる内容です。お母さんだけでなくお父さんにも読んで欲しい作品です。

  • #9

    ズッキーニ (火曜日, 25 9月 2018 16:33)

    子育てに関してはどうしても思い通りにならないとわかっているはずなのに、ついかっとなって大声を出したり感情的になったりしてしまいます。この本を書かれた安部さんは、子供を認めてやることの大切さを一貫して述べています。またQ&Aでケースごとにどういう対処したらよいかが具体的に書いてあるところも良いです。スクールカウンセラーの方と言うだけあって的確だと思いましたね。

  • #8

    えっくす (火曜日, 25 9月 2018 16:33)

    一つ一つの実際の子育てのクエスチョンに優しく丁寧に答えてあります。自分にも当てはまるケースが多くあり参考になります。子供の叱り方やほめ方の話は勉強になりました。子供を心から受け入れる大切さを何度も書いており、きちんと守っていかなければならないなと思います。また、大切な事は太字で書いてある等と、読みやすい工夫がグッドです。

  • #7

    三郎 (水曜日, 12 9月 2018 14:59)

    四十年余り昔の話だ。私が担任をするクラスにヤンチャなワルがいた。林間学校の前日のことだった。「先生、折り入ってお願いがあります」と、彼の母親が困った顔をして私の元にやってきた。
     信州の湖畔のホテル。夜中の一時きっかり、私は他の生徒に気づかれないよう彼をそっと起こした。彼は目をこすりながら、いつものワルぶりと違って幼稚園児のように素直に私に従った。
     母親の頼み事を聞いたとき、私は耳を疑ったのだった。まさか、学年一のワルが夜尿症の常習犯であったとは!
     本著を読んで、私はまっさきにこの子の顔を思い浮かべた。
    『親はわが子に関心がないわけではなく、忙しくて子供と関わる時間が乏しいのです』――その一方で有り余る時間を子供への干渉に費やす親による子供の歪み。
    『親も子供も、真面目でいい親、いい子でありたいと思いながら、思うようにいかない焦りや不全感』――いわゆる『いい子』が危ない事例を私も山ほど見てきた。砂場でも孤立しがちなのは案外『いい子』だ。
     夜泣きがひどい一歳四ヶ月、人に噛みつく一歳十ヶ月児、食が進まない三歳児、夜尿をするようになった小一、祖父の死以来、母の布団に入る小二、寝るときに母の乳を求める小三……本著で採り上げられるこれらの子どもたちの事例は教師はもちろん子育て中の親にも大いに参考になるだろう。
     ……そう言えば、中学生になっても夜尿症のワルにもそれなりの成育歴と親の躾け方に傾向があったことを思い出す。
     トラブルを起こしがちの子、顔にも口にも出さないけれど悩みを抱えた子に対応するとき、実は同僚の教師よりもずっとヒントを与えてくれたのは保健室とスクールカウンセラーだった。
     本著がハウツー本とひと味違うのは、あとがきの『Q&A』という言葉の解釈から納得出来る。

  • #6

    シロ茶 (水曜日, 12 9月 2018 14:58)

    自分の親戚にも、この本の作者の阿部さんが言うような、真面目すぎて毎日疲れていると言うような子がいます。褒めてやることも大事ですがその前に1人の人間として認めてあげなくてはならないとこの本の認めると言うことを大切だと言う姿勢に胸を打たれました。

  • #5

    ルンバ (水曜日, 12 9月 2018 14:58)

    子育てのポイントがQ&A方式でとても簡潔に書かれていて勉強になりました。スキンシップの事や叱り方必ず出てくる子育ての問題について本当に実用的に描かれています。全体を通して言えることが子供を認めてやることの大切さです。作者がスクールカウンセラーと書いてありましたがだからこそ得た経験がベースになっているんだと思います。

  • #4

    あみこ (水曜日, 12 9月 2018 14:57)

    よく考ればわかりそうなのに、自分1人ではなかなか気付けない。
    誰かに改めて教えてもらうことで、「どうしよう」が確信にかわる。
    そんな答えを導いてくれる子育てバイブルだと思います。

  • #3

    さきちゃん (水曜日, 12 9月 2018 14:57)

    7歳の5歳の子供がいます。
    子育てがうまくいかない時、つい怒ってしまうだけだったけれど頭の片隅にはこれではいけないという思いもありました。
    そんな時に「あ、そうか。そうだよね。」と気付きをくれるような一冊でした。

  • #2

    ソーダ (水曜日, 12 9月 2018 14:56)

    スクールカウンセラーの作者だからこそかけたような内容の本だと思います。子供の大変な気持ちを大人は汲み取らないといけないですね。とりわけ大人の期待が重荷になっていると言うとこにはなるほどと思ってしまいました。これからも子供たちのことに気づいていきたいです

  • #1

    はるる (水曜日, 12 9月 2018 14:55)

    スクールカウンセラーをしている作者の言葉は、温かい励ましにあふれている。親が多く悩み苦しむことに対して、一つ一つ丁寧に助言がされていて、とても参考になった。