これは、11社から出版されている看護学テキストブックをもとに執筆をした研究書でもある。

ナイチンゲールとマズロー:

看護における二人の位置付け

広野 照海/著

発売日:2018年2月14日

500円(税込)

装幀

カバー/22世紀アート

デザイン/戦う天使


発行形態:電子書籍

ジャンル:ライフ



どんなに危険な手術の時にも、超人的に落ち着きはらった。

 

彼女の態度は患者を勇気づけ、我慢させ、希望を抱かせるのであった。彼女のやさしい言葉は死ぬ前の苦痛をやわらげ、死にかけた人に忘れられていた生の魅力を思い出させた。もう治る可能性はないと医者が見放した患者たちを、彼女の疲れを知らぬ努力が救った。

著書プロフィール


広野 照海(ひろの てるみ)

 

大正14年 岩手県に生まれる。

太平洋戦争中軍属として東南アジアに従軍。

戦後は看護助手として精神科病院に勤務。

昭和37年 岩手高等看護学院卒業。

昭和38年より国立療養所多磨全生園に勤務。

昭和61年 3月定年退職。

平成7年10月より看護論研究会を主宰。

平成18年 放送大学卒業。

 

日本看護協会会員

東京都看護協会名誉会員

日本文芸家協会会員

日本精神科看護協会会員

 

著書

『看護のこころ』(短歌新聞社)

『看護論への歩み』(ゆみる出版)

『看護のめぐりあい』(けやき出版)

『ナイチンゲールとマズロー』(さんこう社)

『広野照海作品集(小説)』(近代文藝社)



創造の方程式:看護の職人

温かな眼差しからくる共同精神

広野 照海(作家 / 看護師)

 

2017.05.22


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この本へのご意見・ご感想をお待ちしております。

コメント: 6
  • #6

    おーち (火曜日, 25 9月 2018 14:49)

    マズローの欲求階級は心理学で勉強したことがありましたが、看護学においても大きな功績を残されたと言うことが勉強になりました。
    ナイチンゲールも改めて勉強し直すと面白いですね。看護を志す者への提言がたくさんありました。

  • #5

    いーちゃん (金曜日, 14 9月 2018 17:46)

    ナイチンゲールとマズロー 看護における二人の位置付け読ませていただきました。ナイチンゲールと言うと小学校の本で読んだだけで、きちんと知らなかった歴史上の偉人でした。この本にはナイチンゲールが看護士として優れてるだけでなく看護学の分野でも貢献したと知りました。

  • #4

    クリオネ (木曜日, 30 8月 2018 09:29)

    ナイチンゲールと言うと日本でも子供向けの本等になっている有名な偉人ですが、優しいだけでなくとても力強く賢く国も動かした人なんだなと言うことがわかりました。ハンセン病について書いてきた著者だからこそ書ける内容もあります

  • #3

    三郎 (月曜日, 27 8月 2018 12:27)

    著者にとってはまったく的外れな頓珍漢な感想かもしれないが、本書を読みながら、私はヴィクトール・フランクルの『夜と霧』を思い出した。
     収容所の煙突から立ち上る煙が同胞を焼くものと分かっていながら「あれはパンを焼く煙よ」とうそぶく少女……『異常な状況の中では異常に反応するのが正常』というブラックユーモア的なパラドックスに背筋が凍りつくような衝撃を受けたものだが……。
     また、そんな状況下で『ここで大切なことは生命の意味について考え方を変えることだ。神様に私達が何を願い、期待するかではなく、神様が私達に何を期待しているかだ。私達が生命の意味を問うのではなく、神様が私達に与えた生命を見守っている。神様は毎日毎時間私達に難しい課題を与え、それを私達がどのように解くか、見つめている。私達が生命をどのように使うか、じっと見ている』というこの発想の大転換。
     生きるとはどういうことなのか、希望とは、命とは、人間の尊厳とは……?
     本著もまたそんな重い命題を門外漢には少々難解な看護学の立場から論究しながらも、『夜と霧』同様、散りばめられた数々の箴言とエピソードが最後まで読ませるのだ。
    『パンが十分にあり胃が満たされているとき、人間の欲求に何がおこるであろうか?……人間はその生涯を通して何かを欲求している欠乏動物であり……』
    『ヨーロッパの多くの大都市の最悪の地域にある住宅については、よく知っているつもりの私(ナイチンゲール)だが、夜の兵站病院に立ちこめる空気と比較できるような空気は、経験したことがなかった』
     フランクルが閉じ込められた収容所、ナイチンゲールが働いた兵站病院、ハンセン病の患者が隔離された療養所……無論これらを同一に論じる軽挙は慎まなければならないが、本質的なところで何かが共通しているのではないか――本書を読みながらそんな感想も抱いた。

  • #2

    ふう (月曜日, 27 8月 2018 12:26)

    精神科病棟に長年勤務した著者の説得ある文章が印象深い。ナイチンゲールとマズローの二人の意志が後世までしっかり継承されることを強く望みたい。

  • #1

    ルッコラ (月曜日, 27 8月 2018 12:25)

    看護の在り方が問われている現代において、一読するに値する本だと思う。看護や介護に携わる人たちには特にいいテキストになりうるだろう。