戦争の顛末

筑紫 昭和(著)

発売日:2016年3月21日

アメリカは今や血の粛清を行ったソ連のスターリン、また、民族の粛正を行ったドイツのヒットラーと並ぶほどの世紀の殺戮者として、血に飢えた狼のように、今世紀に蘇った。そこにはもはや予てよりの敬虔なキリスト教国としての側面はなく、欲望と報復の実践のみが存在する死の世界だけがそこに在る。人類は前世紀に於いて悲惨な状態で人類同胞を大量に失ったにも拘らず、何らの学習もなさぬまま、再び同じような殺戮の過ちを繰り返そうとしている。そして今世紀に於ける主役はアメリカである。そのアメリカは、目的達成のためには、如何なる方法であろうと、たとえそのことが人道や宗教に反するものであろうと、決して厭わない。敗戦後の日本はこんな相手と軍事同盟を結んでいる。 

 あなたは六十五年も続いている米国との軍事同盟を善しとしますか、それとも悪しきこととしますか。