おねしょはココロの涙です: 夜尿症、糖尿病、胃潰瘍、血友病などの病気が伝える家族のSOS

(著) 村田浩余

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作品詳細

その「おねしょ」、子供だけの問題ではないかもしれません。
遊戯療法、心理療法を用いて数々の「おねしょ」改善に取り組んできた著者が伝える「おねしょ」の原因。
それは「家族」との関係性が大きな問題となっている。
様々な実証例と、解決までの道のりを解りやすく解説。
子供たちに対する気付きが芽生える心理療法の入門書。

ー本文よりー
この本では、主に子供の症例にスポットを当てて話を進めます。見過ごされていた心の重荷を取り払うことが、いかに症状の軽減に役立つのか。心と身体がどれだけ密接に繋がっているのか。どのようなプロセスを経て、心の痛みは取り除かれていくのか。一見、心とは無関係にも思われる身体的な疾患でも精神的な苦痛が原因となっている場合があり、心理療法で改善できることが少なくありません。本書でご紹介するのは、私の経験したケースのごく一部です。患者さん固有の様々な問題が複雑に絡み合っていますが、健康を取り戻す鍵は、その複雑さや困難さの中にこそあるということを、読み取っていただけましたら幸いです。
一般的に病気を治すのは医師であり、心理療法はあくまでそのサポート役として機能します。その点を踏まえながらも、自分や家族の心の健康に常日頃から気を配ることは、万病に対する予防となります。

著者プロフィールーーーーー
村田 浩余(むらた・ひろよ)

元臨床心理士、精神保健福祉士
文教大学人間科学部卒業、東京国際大学社会学研究科修士課程修了、杏林大学保健学研究科博士課程
職歴
法務省矯正局、スクールカウンセラー、文教大学非常勤講師など、現在、東群馬看護専門学校非常勤講師など

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