「五七五七七」という、このわずか三十一文字の小詩型に込める思い。

短歌と写真を融合しての発売です。

Shangri La

砂田 暁子/著

発売日:2018年1月30日

500円(税込)

装幀

カバー/22世紀アート

デザイン/22世紀アート


発行形態:電子書籍

ジャンル:文学



短歌と写真の融合した本書。

 

「五七五七七」という、このわずか三十一文字の小詩型に関わって、四十年が過ぎました。私の内面に混沌として常にある、「何かを表現したい」というデーモン的な情念を盛るには、短歌は余りにも小さい器であるかもしれません。現に、もどかしく思ったり不自由を感じたりすることも再三ありました。

しかし今は「五七五七七」という表現法が、人の生きている気息を伝えるのに最も適した詩型だ、ということを確信しています。言語の他のジャンル、例えば散文、詩、俳句などと比べた時に、決定的に違い、短歌でなければ表せないものといえば、作者の生ける気息が三十一文字の音律にのる、ということではないでしょうか。また短歌は、和歌とよばれていた時代から、「もののあはれ」を盛る器でした。「もののあはれ」とは、「もの」や「こと」に触れて心が動くことです。当然、吾と吾の外との関係を必然とし、自然を必然とします。実際、自然と出会い、語らい、融合する過程の中で、「未知なる私」を発見することは、大きな喜びであり、支えでした。

 

嬉しいことですが、さらにより多くの人々の目に触れ、これを機に、「短歌を作ってみたい」という方々が増えられますことを、心より希っております。

著書プロフィール


砂田暁子(すなだあきこ)

 

昭和17年 旧満州鶏寧県適道生まれ

学習院大学文学部哲学科で美学、東北大学大学院研究科で美術史学を学ぶ。

昭和46年 短歌結社「水甕」入社。

平成30年 現在、「水甕」選者、同人。

「現代歌人協会」「日本短歌協会」会員。

 

歌集

『水明り』『霧へ』『薔薇星雲』『かたちここに』『地球の朝』『季の風韻』刊。

 

この他小歌抄九冊刊。


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コメント: 1
  • #1

    ゆきうさぎ (火曜日, 05 6月 2018 11:49)

    短歌集というと、歌が淡々と続くものを想像していましたが、本作は美しい写真と、歌のバランスが読者にとって飽きがこない構成になっていて最後まで楽しく読むことができました。普段、短歌には触れずに過ごしてきましたが、想像力をとても豊かにする文学なんですね。今度、書店に行ったら他の短歌作品にも目を通してみたいと思いました。