腹背の敵:韓国語版

杉 晴夫(著)

発売日:2016年9月13日

李舜臣の名は現在韓国では誰一人知らぬものはない、我が国の豊臣秀吉の野心から起こった文禄慶長の役(韓国では壬辰倭乱)において、朝鮮軍は陸戦では連戦連敗し、秀吉の軍勢に僅か二か月で首都を占領されたにも拘らず、李舜臣の率いる水軍は秀吉の水軍を撃滅し、我が国からの軍勢への補給の道を断ち切り、秀吉の野望を挫折させた。しかし我が国では、李舜臣の名は一部の歴史愛好家に知られているのみである。筆者の私見では、もし名将李舜臣が実在しなかったら、十分な後方からの支援を得、当時陸戦で絶大な威力のある新兵器、鉄砲を備えた秀吉の軍勢は、短時日のうちに明国の北京に到達しこれを占領していたであろう。

明国の政治基盤は既に腐敗し脆弱になっていた。このため文禄慶長の役から数えて僅か半世紀後に明国は、武器としては原始的な弓矢しか持たず、人口も少ない、満州の女真族の軍勢のためあっけなく滅亡するのである。  

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