いのち、ときには渗み

池谷 敦子(著)

発売日:2016年10月30日

500円(税込)

装幀

カバー/22世紀アート

デザイン/22世紀アート


発行形態:電子書籍

ジャンル:詩・小説



これまでに発表した新旧作品の中から名作をセレクト 

 

いちじくの実の皮を剥くように 母を剥く? 

「それなりの覚悟はできているんだろうね」 

と 夜の者は言うのでした 

そのとおり今わたしは苦しんでいます 病んでいます 

生まれながらに背負っている罪を償うために生きています 

一日一日は死の猶予の時間 母を剥くことは わが身を剥くことなのでありました 

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コメント: 5
  • #5

    カルチャー (火曜日, 18 9月 2018 17:43)

    人間の深い心の奥底を描写したような作品が多くありました。決して明るい作品ばかりではありませんがだからこそ心に染みるような作品集だと思います。循環バスの中に閉じ込められた人間の業のようなものを読んだ作品ではとても私も思うところがありました

  • #4

    トワレのパパ (土曜日, 30 12月 2017 14:12)

    この著者の別の作品を読んだ後なので、期待をもって読み始めた。出だしの母親のことは、同類な作者の気性の生き写しでもあった。これらの部分は、それなりにも読むことができた。がその後の展開には付いて行けなかった。こんな薄暗い性格には嫌悪感を感じたし、とうてい我慢できなかった。自分の性格が悪いのか、自分の人間性に問題があるのか、考えさせられる作品だった。

  • #3

    トシ子 (木曜日, 07 12月 2017 09:12)

    1人の読者の分際で、1つの作品を読んだだけで何を言う!と言われても仕方が無いが悔しかった。胸に突き刺さるものがあった。著者の方に惹かれるものがある。私の表現してみたい事を私には表現出来ない方法でしている著者の事が気になり始めている自分が少し居る。

  • #2

    三郎 (水曜日, 06 12月 2017 12:33)

    大声で産まれ逝くときは沈黙する命、蝶や蜂達で繋がれていく花の命、病床でも欲だけは達者な命……さまざまな命を見つめる確かな目。時には仏様とおしゃべりしながら、日々命がけで生きる心がけ。いちじくの実を割れば、無数の未来も過去も真っ赤な血も見える。

  • #1

    たられば (水曜日, 06 12月 2017 11:08)

    繊細な感性が織りあげる言葉のうちに幻想が滲みだし、いつしか読者を稀有の詩的宇宙に染めている。