望を失い仇討ちに向かうー内蔵助の悲哀漂う信念があふれる時代小説。

風香る : 大石内蔵助異聞

森角 幹生/著

発売日:2017年11月23日

500円(税込)

装幀

カバー/22世紀アート

デザイン/22世紀アート


発行形態:電子書籍

ジャンル:文学



できることはすべてやり遂げた。仇討ちを終えた内蔵助は静かに最期のときを待った。梅の季節。細川家の表庭に設えられた切腹の場に着座し、白ずくめの衣服を静かに脱ぎ始めたその時、内蔵助は得も言われぬ香りを感じ笑みを浮かべる。

 

主君の事件、城の明け渡し、希望を失い仇討ちに向かうー内蔵助の悲哀漂う信念があふれる時代小説。

著書プロフィール


森角幹生(もりずみ みきお)

 

埼玉県生まれ。

埼玉大学文理学部卒。

定年後の趣味として64歳で小説の執筆を始める

 

著書

処女作「風香る 大石内蔵助異聞」幻冬舎ルネッサンス(図書館協会の選定図書)

二作目「小坂孝太郎の恋 昭和四十五年」東京図書出版


読者投稿より


本書を読み終える頃、自然と涙が溢れ出してきた。時代小説でありながら、命の大切さを伝えるヒューマンドラマと言えるべき作品だ。未来へ残すべき作品として多くの人にも読んでもらいたい一冊である。

 

 

新たな解釈でえがかれた忠臣蔵で、夢中になって読んだ。小説やドラマで幾度と無く描かれてきた題材ではあるが、森角さんの描写する大石内蔵助は、男の私でさえ惚れ惚れするほど魅力的だ!
そして最後の50ページは不覚にも1文1文読むたび涙が出そうになった。

 

 

歴史小説って難しいイメージがあったのですが、作者の手腕であろうか、ものすごく読みやすくあっという間に読んでしまいました。一文字一文字に品を感じ、著者の気品の高さを伺える素晴らしい作品でした。

書籍へのコメントはこちらからどうぞ


コメント: 3
  • #3

    BKG (月曜日, 19 3月 2018 17:51)

    かの有名な刃傷事件の顛末は変わらない。21世紀においてナンセンスともとれる侍の美学。でも、やっぱり、格好いい。

  • #2

    りん (月曜日, 19 3月 2018 15:55)

    子供の頃から親しんできた忠臣蔵。重厚でそれでいて熱い大石内蔵助と四十七士の想いは元禄から平成に伝わる。そこに新しい空気を感じるのは春に始まり春に散った彼らと共にあった爽やかな香り高い風のせいだろうか。文字どうり元禄の風薫る作品。品格の保たれ新しい忠臣蔵に出会えて嬉しかった。

  • #1

    (月曜日, 19 3月 2018 15:47)

    このような爽やかな忠臣蔵は初に初めて出会いました。元禄の春に始まり事を成し遂げ春風とともに散った大石内蔵助。タイトルどうり風香る中に本を閉じました。