村上美穂洋画展

 

「上昇する林檎たち

 

ニューヨークで開催されます

 

September 13-19, 2018

The Nippon Gallery at The Nippon Club

NEW YORK

 

詳細は以下にてご確認ください

 2018.08.30


Miho Murakami

Oil Painting Exhibition

"Ascending Apples"

 

September 13 - 19, 2018

10:00am - 6:00pm (Mon - Fri)

10:00am - 5:00pm (Sat)

Closed on Sundays

 

Opening Reception

Thursday September 13th. 6:00pm - 8:00pm

RSVP : yhonda@nipponclub.org

The Nippon Gallery at The Nippon Club

145 West 57th Street, 7th Floor, New York, NY10019

www.nipponclub.org

Tel:212-581-2223



日本ギャラリーでは、林檎をモチーフに、鮮やかな「赤」の世界を描く、神戸在住の洋画家、村上美穂氏の展覧会を開催致します。

村上氏は1995年に阪神・淡路大震災を体験したのをきっかけに、人間の「心」を林檎に投影した作品を描くようになります。そして、「林檎」の世界を過剰なまでに追い続けます。「自分の心の中を表現する上で、自分自身という人間を描くよりも、誰もが知っている一般的なもので描いた方がよりストレートに理解されるのではと思い、世界中何処に行っても馴染みがあり、何時の季節でも手に入り、自然の物で、丸く、情熱的な赤い林檎で、心、魂、愛を描き続けています」と村上氏は言います。

鮮烈な「赤」が主構成の作品群ですが、「赤」は元気になれる色です。活力、躍動感を象徴する色です。血液や炎のイメージから、愛情、情熱を連想させます。構図では遠近法を無視し、同じ大きさの球体を重ね描くことで、それが次々と増幅し、溢れ、回転しながら上昇していく感覚を得ることができます。平面から立体へ、そして次元を超えた世界へと昇華し、画面からほとばしるエネルギーを受けて、情熱、躍動、愛を生み出していきます。観る者は、不思議なほどの生命観と躍動感を感得し、身体の底から生きる歓びや成功への活力が沸いてくる作風と言えます。写実と抽象が混在した作品には、浮世絵へのオマージュも込められています。

本展では、約40点の「心」をテーマにした作品を展示します。是非、ご来場の上、独創的な村上美穂の世界をお楽しみ下さい。

The Nippon Clubより引用

村上美穂(むらかみ・みほ)油彩画家


10歳より油彩の初歩を学ぶ。美大卒業後は既存の画派に属する事なく独自の活動を展開。 1995年の阪神大震災を体験してのち「心」をテーマに描く。


1995年

横浜東急百貨店・企画個展      

1998年

「異人館を水彩で描く」個展(NHK神戸)

洋画グループ「一絵会」発足

個展(神戸国際会館11F)

企画展(広島ホテルグランヴィア)

村上美穂と魅惑のシャンソン」(ラジオ関西)のパーソナリテイーを始める

2000年

淡路花博・シャンソンを唄う(半年間)

2005年

「国際平和ポスター・コンテスト」審査員 

2006年

個展(神戸)

竹中真人氏(ピアノ)と「ジャージーナシャンソン」ジョイントコンサート(神戸)

2008年

日仏150周年でパリ出展・受賞

西湖芸術博覧会・受賞

モナコ公国芸術褒章

2009年

ル・サロン展(フランス)

個展(フランス)2010年 個展(神戸)

ライブペインティング(フランス・エヴィアン・作品寄贈)

フランス・バルビゾン市表敬訪問・作品出展

2011年

久田舜一郎氏「ヒサダシュンイチロウ」(小鼓)とシャンソンのコラボレーション

2013年

サロン・ドートンヌ展(フランス)

Arts Selection in the LES, NYC(アメリカ・ニューヨーク)

作品「時の流れ」(神戸新聞社へ寄贈)

2014年

「私の心」展(東京・赤坂サカス)

「リール・グランパレ現代アートフェア」(フランス)

個展「ギャラリー・オルシャン」(フランス・パリ)

「ストラスブール・ヨーロッパ現代アートフェア」(フランス)

2015年

「リール・グランパレ現代アートフェア」(フランス)

個展 (神戸)

「ストラスブール・ヨーロッパ現代アートフェア」(フランス)

2016年

「リール・グランパレ現代アートフェア」(フランス)

「ワールドアートドバイ」(ドバイ)

「 アーティスト・デュ・モンド、ル・サロン・ドートンヌパリ展」(フランス)

2017年

「ART-UP! リール・グランパレ2017」

ニューヨーク個展「MY HEART」

「ART-UP! ルーアン・パルクエキスポ現代アートフェア」

2018年

「ART-UP!リール・グランパレ2018」


Mon Coeur 私の心

村上 美穂 画集

村上 美穂/著

発売日:2017年10月20日

1,000円(税込)

装幀

カバー/22世紀アート

デザイン/22世紀アート


発行形態:電子書籍

ジャンル:アート



張り終えたばかりの白いカンヴァスの前に座ると、新鮮な緊張感と湧き上がるイメージに厳かな気持ちになります。振り返ってみるといつの頃からか絵を描くことが私の心の大部分を占め、そして人生の大半を埋めていました。

 

 もし描くことを知らなければ、今の私というものはなかったかもしれません。そう思えるほどに絵は私の心の中に入り込み、支えてくれたのです。そして多くの辛さからも解放してくれました。ただ絵は、描く人の心の中をそのまま、まるで鏡に写る自分の姿のようにカンヴァスの上に映し出します。たとえ何を描いても、私の心の動きが形や色彩で表現され、その様が見る人にも強く伝わってしまうのです。

 年月が過ぎ、ふと自分が描いた昔の作品を改めて目にした時、当時感じた喜びや悲しみが浮かび画面に映し出され、そしてその絵が長い間大勢の人目に触れていたことに気づき、当惑してしまいます。絵は作家の心の投影、そして心の変遷ではないでしょうか。

 絵を描く時にはいつも音楽を流しています。音楽は絵の世界への入り口となるからです。アトリエの中は古いレコードや譜面、バイオリンやサックスなどで溢れ、それが瓶や石膏像、アンティークドールなどと重なり合ってまるで古道具屋の風情です。その中でいろいろな国の音楽を気ままに聴き、時には口ずさみながら、時の経つのも忘れ描いています。外界と離れたアトリエの中では、時がゆっくりと流れ多様なものが混ざり合い、快い音楽の紡ぎ出す優しさと自身がひとつになって、白いカンヴァスの中からイメージが姿を現します。

 そして、まるでレリーフを彫りだしていくように一枚の ”私の心“ができあがる、そんな気がするのです。

 

今日もまたひとつ “私の心” が生まれました。

 私にとって芸術は、生きるためにはなくてはならない存在です。そして目に映るこの自然界のすべてが美しく、私たちに歓びや感動を与えてくれます。その創造主に力をいただき、愛という翼に覆われ守られながら、日々絵を描いていける喜びに深く感謝をしています。