大人が子どもたちから学ぶ「おすすめ本5選」
5月5日は端午の節句(たんごのせっく)ですね。「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」お休みの日と、決められたこどもの日ですが、今回は、大人が子供からいろいろ学ぼうではないか!そんなオススメの本をご紹介します!
大人が子どもたちから学ぶ「おすすめ本5選」
鏡は先に笑わない―“こころ”豊かな子どもを育てるために【電子書籍版】
中野 靖彦 (著)
【商品について】
―自分が笑えば鏡の中の自分も笑い、嫌な顔をすれば鏡の中の自分も嫌な顔をする―
心身ともに豊かでたくましく育ってほしいと願う大人の思いとは裏腹に、最近の子どもはすぐキレたり忍耐力や寛容さのないと言われている。しかし子どもが社会を映す鏡なのだとしたら、今の子どもに何かを言う前に大人たちが自分をふり返ってみる必要があるのではないだろうか。家庭で、学校で、大人は子どもたちにどう向き合っていくべきなのか、子どもの声に耳を傾けるための「鏡」の書。
[担当からのコメント]
本書の中には子どもに言ってはいけない言葉が書かれていますが、わが身をふり返って思い当たることのある方も多いのではないかと思います。生きる環境が時代と共に変わっていく中で、本当に子どもに伝えるべきこととは何か、ぜひ本書を通じて考える機会を持っていただければ嬉しく思います。
[著者略歴]
中野 靖彦(なかの・やすひこ)
1945年、愛知県に生まれる。名古屋大学大学院教育学研究科教育心理学専攻修士修了。教育学博士。愛知教育大学教授、愛知淑徳大学教授を経て現在、愛知教育大学名誉教授、修文大学短期大学部教授。
教育、発達に関する著書に、『子どもの〝こころ〟が見えますか』(霞出版社)、『その子らしさを伸ばす』(第三文明社)、『心の豊かな強い子に育って!』(第三文明社)、『新・子どもの心理』(共著、福村出版)ほか
子どもの館から【電子書籍版】
山田 登志 (著)
[商品について]
―保育所こそ、思い出に残る子どもたちのもうひとつの「ふるさと」になる―
春を迎えて芽吹く木々が一年かかって準備をするように子供たちの成長にじっくりと向き合う保育、その根っこの部分ともいえる幼児期にどんな肥やしをやったら良い花を咲かせるのか――保育所は「もうひとつのふるさと」という思いで遊びを通じて子供たちと関わり続けてきた著者が、保育所と児童館で成長していく子どもの姿と共に、保育はどうあるべきかについて家庭に向けて毎週発信してきたメッセージをまとめた心あたたまる保育所便り。
[担当からのコメント]
子供のころにどんな遊びをしたのかは世代によって大きく異なりますが、ひとつ共通していることがあるとすれば、それはそこに子供たちの笑顔があり学びがあったということではないでしょうか。大人の願望ではなく、本当に子供たちのための子育てとは何か、ぜひ本書を通じて考える機会を持っていただければ嬉しく思います。
[著者プロフィール]
山田 登志(やまだ・とし)
昭和8年、岐阜県山県郡高富町生まれ。
岐阜県在住。
岐阜市立長良高等学校卒業。
昭和28~平成4年、高富町立高富保育所勤務。
平成4~10年、高富町立高富児童館勤務。
既刊:『蜃気楼のかなたに 山田聖典遺稿・追悼文集』(洛西書院 平成22年)
ここにあなたの子どもはいますか。:子どもが変わる時
おにつか るみ (著)
[商品について]
―教員はすぐ子どもを評価しますが、教育ってもっと長い営みなのですね―
サラサラとしたきれいな髪でとびぬけて白い肌をもった大人しいその女の子は、なぜ突然授業中に大声で笑い出したのか。隣の障害児学級に転入してきた笑顔がかわいい男の子が時々見せる冷たく暗い目つきの裏には、何があるのか。変わり者としてクラスで密かにいじめられていた女の子は、なぜ他人事のように自分の気持ちを話すのか――教師として長年教育に携わってきた著者が贈る、厳しい現実に向き合いながらも学校が生みだす出会いと感動の力を信じて奮闘する「さとこ先生」の教育物語。
[担当からのコメント]
社会が変化し家族のあり方が多様化するなか、教育の場で教師と子どもたちはどの様な現実を生きているのか、本書はそれを体験に基づいて描いたひとりの教師の物語です。「人間」を育てるということはどういうことなのか、ぜひ本書を読み進めながらじっくりと考える機会を持っていただければ嬉しく思います。
[著者プロフィール]
おにつか るみ
臨床発達心理士
特別支援教育士
1951年福岡県田川郡生まれ。三重大学教育学部卒業。小学校教員をした後、現在、京都府で子どもの支援塾カウンセリングをしながら、執筆活動。全国の放課後デイサービスでの職員研修も行っている。
著書に絵本『赤いランドセル』(文芸社)、「空のにおい」(新日本出版社)。
子どもたちと学び、生きる
丁野 惠鏡 (著)
[商品について]
―園長先生は、なんで園長先生になったんですか―
琵琶湖の北の一農村のお寺の長男として生まれた著者が語る、浄土真宗の僧侶としての歩み。それはマルチ人間と言われたり、便利屋と呼ばれたりしながらも、人の役に立てればとどんなことにもチャレンジし、活動して来た人生だった――。本書では、そうした歩みの中から、ひとりの子どもの手紙をきっかけに真剣に取り組むようになった幼児教育にスポットを当て、「自分が引き受けたことは最後までやり遂げる」という父の教えと「苦労は買うてでもしなさい」という母の教えを糧に、走り続けてきたその道を振り返る。物質主義がはびこる社会の中で、目に見えないものへの感謝の気持ちを子どたちに学ぶ日々が、ここにある。
[出版社からのコメント]
神仏について考えるとき、それが非科学的かどうかというような形式ばった見方ではなく、そうした存在が私たちの心や生き方をいかに豊かにしてくれたかという視点で考える必要があるのではないかと思います。本書は幼児教育をテーマにした作品ですが、著者と同様に子どもたちから学びを得る、そんな時間を過ごせる内容となっています。教育に携わる方はもちろん、子どもがいる社会に暮らす全ての方にお薦めしたい一冊です。
[著者略歴]
丁野 惠鏡(よおの・えきょう)
1940年 滋賀県に生まれる。
1965年 龍谷大学文学研究科大学院修士課程修了~1970年まで龍谷大学勤務
1970年から2006年7月まで 小谷保育園長(現 小谷こども園)2006年8月から2013年まで長浜愛児園長
1980年~現在 社会福祉法人光寿会理事長
1975年頃より真宗(まことの)保育の研究と実践に取り組む。
1978年より仏教・真宗のこころをテーマとする教育誌「ないおん」の編集長として、子ども、保護者とともに育ち合う保育の実践運動を展開して現在に至る。
1992年より20年間龍谷大学短期大学部非常勤講師、その間に滋賀県保育協議会長をはじめ、滋賀県民間職員退職共済会理事長他各保育団体の理事等を歴任、またその頃より真宗保育学会の設立に関わる。現在同理事
2012年春の叙勲により、瑞宝双光章を受賞 著書に「歎異抄・私の聴聞記」、「照育のひろば」絵本「雨上がりのベンチ」他共著など多数
子育てのための愛語: 健やかな子どもが育つ88のことわざ
亀井 龍覚 (著)
「打つも撫でるも親の恩」「ひそかに諫めて公に褒めよ」「三つ子の魂百まで」……親から子へ語り継がれてきたことわざには、先人たちの生きる知恵がつまっていた!
お坊さんとして教育相談やカウンセリングを行う著者が、子育てに関する88のことわざをわかりやすい解説つきで紹介。
子育ての悩みを解決するヒントや、健やかな「こころ」と「からだ」を育てるアイデアが必ず見つかる。子育て奮闘中のパパ・ママに読んでほしい一冊。
【著者プロフィール】
亀井 龍覚(かめい・りゅうがく)
1938年(昭和13年)3月生まれ。
日本大学工学部卒業。
立正大学文学部卒業。
東京都公立中学校教諭奉職(主に技術・家庭科担当十余年勤務)。
神奈川県公立中学校教諭奉職(技術・家庭科担当)。
前文部省中学校技術・家庭科指導要領改定協力員。
前中学校技術・家庭科教科書編纂(東京書籍版)。
元神奈川県公立中学校教育研究会技術・家庭科研究部長・事務局長を歴任。
神奈川県藤沢市公立中学校教諭勤務(技術・家庭科担当二十余年勤続後、勇退)。
日蓮宗僧侶、社会教導師、九識霊断法一級霊断師。
教育相談、カウンセリング、講演、僧職布教等兼務。
現在に至る。
大人の都合で、子供の未来をなくさず、まず大人の私達から学ばせてもらいたいですね。
大人の私達が子どもたちから学べるおすすめ本の紹介でした。
今回ご紹介した本は【KindleUnlimited読み放題】で読める本ばかりです。
ぜひ、お手にとって読んでみてください。
YouTubeでも書籍の数々を分かりやすく解説していますので、是非御覧ください。
書籍のメディア掲載実績
第1回22世紀アート短編小説賞受賞作品