歴史家になる方法:

昭和モダンの歴史家に学ぶ

安食 文雄/著

発売日:2018年6月26日

1,000円(税込)

装幀

カバー/22世紀アート

デザイン/shoko


発行形態:電子書籍

ジャンル:教養



ー歴史家になるのに国家資格は必要ないー

必要なのは在野で民衆の世界にしっかりと根をはることである。

大学という狭い世界でポストを得ることに執着するのではなく、広い世界に身を置き、伝記レベルの著作を綴ることこそ、歴史家たる人間の覚悟である。

豊饒なる知の系譜が連なる歴史学の世界を歩き続けてきた著者が挑戦的な若者たちに向けて書き下ろす、「歴史家」への入門書。

著書プロフィール


安食 文雄(あじき・ぶんゆう)

島根県出雲市(旧簸川郡斐川町)出身

昭和31(1956)年10月30日生まれ

史学者、ジャーナリスト、無寺院派の浄土仏教者

専攻 近現代の民衆思想史と仏教史

昭和44(1969)年3月 出東小学校卒業

昭和47(1972)年3月 斐川東中学校卒業

昭和50(1975)年3月 島根県立出雲高校普通科卒業

昭和54(1979)年3月 龍谷大学文学部史学科国史学専攻卒業

昭和57(1982)年3月 龍谷大学大学院文学研究科修士課程修了

平成5(1993)年12月 浄土宗大本山増上寺伝宗伝戒道場成満

大学院を出てから、仏教書営業マン、仏教専門新聞記者、政策提言誌記者、地域経済誌編集キャップ、流通新聞記者を経験する。


関連書籍



書籍へのコメントはこちらからどうぞ

コメント: 8
  • #8

    アテナイ (木曜日, 27 9月 2018 16:46)

    考古学のロマンを非常に夢のある語り口で書いてあります。小さな大学と言うポストにとどまるのではなく、研究に没頭し在野だろうがなんだろうが大きな発見することこそ考古学者として最も大切だと力強く宣言してくれています。私のように学者を夢見る人たちは勇気づけられます。

  • #7

    三郎 (木曜日, 27 9月 2018 16:45)

    『この街は歴史家の基礎力を磨くのにまたとない場である』と筆者が礼讃する京都と比べたらはるかに小粒であるが、私の故郷も歴史的には面白い所だ。
     縄文人の骨は出るし、私自身も小学生の頃には畑の脇に貝塚を見つけて土器を拾い、中学生時代には東大寺の瓦を焼いた窯場の発掘作業に参加した。本能寺の変では光秀の追っ手から漁舟をひっくり返して家康主従を隠し、次郎長の家来が屋敷で賭場を開いたという言い伝えをもつ我が家でもある。
     
     そんな郷土の歴史に愛着を抱きつつも歴史家にならなかった私にとって、本著は刺激的だ。
     なるほどと納得させれたこと多し!
     あの中央嫌いで反体制的な蜷川虎三知事がなぜ人気を博したのか……奈良本辰也が大学紛争を契機に立命館大を辞めて私塾を開いた意図は?……などなど70年、80年代に青春時代を送った者にはあの頃の熱い血が蘇る。

     地理と歴史が大好きな国(どうやら戦争に勝った国ほどそういう傾向があるらしい)が隣にある日本国民ももっと歴史に興味関心を抱くべきと思う。『在野の歴史家は一人一冊主義を実践すべし』という筆者の呼びかけに応えることは出来ないまでも。

  • #6

    兵馬俑 (木曜日, 27 9月 2018 16:44)

    歴史の好きな子供たちは今でも多くいると思いますが、具体的に歴史家になる時どういった手法やどういった人参考にすれば良いかと言うことが詳しく書いてあります。この話は昭和ポストモダンの事について深く触れていますが確かに現代の研究の礎を築いた時でもあります。
    この本を読んで素晴らしい歴史家が育つことを楽しみにしています。

  • #5

    キッシー (木曜日, 27 9月 2018 16:44)

    歴史と言うと、えらい大学の先生や学者さんが研究して作ってきた学問かと思いましたが、在野と呼ばれるアマチュアの方も非常に大きな貢献をしていたのだとこの本を読むまでは知りませんでした。昭和の初めの偉大な歴史家の方の功績や人間性がよくわかります。自分たちのルーツを知ると言う歴史の学問が、一つ一つの地道な作業から成り立っていると思うと歴史だけではなくこういった人たちにもロマンを感じてしまいます。名もなき偉大な人たちに敬意を表したい気分です。

  • #4

    サウナ (木曜日, 27 9月 2018 16:43)

    南木さんという学者など、昭和の時代の歴史家の姿勢を再考することで、歴史家のあり方について書かれた作品です。内容的には机に座った学習よりも、現場に出るべきだと言う姿勢を一貫して描かれており、
    アマチュアから学者まで、学ぶべきことがたくさん書いてあります。

  • #3

    あすた (木曜日, 27 9月 2018 16:43)

    大学時代に歴史学を学んだものの、全く別の職種につき、歴史への情熱が失われていました。そのためこの本を読んでがつんと衝撃を受けました。この本には在野研究をされた方も載っています。
    よくよく考えれば野尻湖遺跡も、在野の研究者の1人です。
    大学や学閥にとらわれない、こういった観点からの歴史学を学ぶのも良いなと思いました

  • #2

    ヘロドトス (水曜日, 12 9月 2018 14:53)

    この本を読んで在野の歴史家の底力を見たそんな気がしました。何も大学の権威が正しいわけではないのですね
    安食文雄さんはそういったところも語っていてとても勉強になりました

  • #1

    リリー (水曜日, 12 9月 2018 14:52)

    昭和後期モダンリズムの時代に果敢に自身の歴史学を形成していった作者。とりわけ民衆史学に関する分析は興味深く、歴史学を一生の仕事にしたいと思っている若者へのエールとなる本といえるだろう。