産業倫理: 産業分野における倫理問題を考える

藤森 萬年/著

発売日:2018年10月21日

540円(税込)

装幀

カバー/22世紀アート

デザイン/22世紀アート


発行形態:電子書籍

ジャンル:



 本書を執筆した理由から紹介しよう。平成16年、現在の勤務校に転勤した。その際、平成17年度より新たに適用される3年生の新教育課程の中に、「産業倫理」という科目が学校設定科目として新設されているが、教科書もないし何を教えたらよいか分からない、またこの科目を誰が担当するかという話が職員間で話題となっていた。この教育課程をつくった当時の職員は皆転勤し、しかも現在いる職員の専門は機械や電気といった純然たる工業系であり、この種のことは全くの素人集団である。そのうえこの教科は、週2回、1年間では70時間の講座で、これだけ長期間教科書もない教科をどう教えたらよいかは大きな問題であった。
 工業教育のあり方や、我が国の産業界のあり方に関して、これまで取り組んできた私が、少しずつこの種の分野の勉強をはじめ、授業で使えそうなものを探す。当初「産業倫理」というタイトルの本を探すが1冊も見つからなかった。その後「工学倫理」「技術者倫理」「情報倫理」「ビジネス倫理」「企業の社会的責任」といったタイトルの本を幾つか読むが、高校生にそのまま教科書として使えそうなものが見あたらないし、何よりも私がイメージするものと合うものが無い。やむなく、自分なりにその教科書づくりを始めることとした。
 高校生向けの純然たる教科書とするには、客観的知識を簡潔に整理したものが望まれる。しかし事実や知識を羅列したいわゆる教科書そのものではなく、読んでいて面白いと感じさせるような内容であり、もう少し対象を広げ大学生向けの教科書もしくは副読本としても活用でき、なおかつ一般の人々にも読んでもらえるような内容を意図した。

著書プロフィール


藤森萬年(ふじもり・まとし)

 

1952年、長野県生まれ。1977年東京工業大学大学院社会工学専攻修士課程修了後、中学校の教師をかわきりに教職の道をとる。その後工業高校に移り、工業教育の在り方や日本の工業の在り方などを模索している。現在は長野県箕輪工業高校教諭。

 

著書 

『工業教育再興』文芸社

『グローバル化と日本の工業』文芸社

『若者へ 自分探しのためのヒント』amazon kindle版


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