ベースボール進化論: 旧石器時代から大リーグまで

(著) 佐伯泰樹

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作品詳細

棒きれと石ころを使った旧石器時代の遊びは、1万年を経てヨーロッパで「ベースボール」というスポーツに発展し、新大陸へ――。ベースボールの誕生から、アメリカで大リーグというエンターテイメントになるまでの壮大な歴史を、豊富なエピソードを交えて紹介。全野球マニアに送る、究極の野球(ベースボール)歴史本!

▽ベースボールの原型になったボールゲームは、ヨーロッパで遅くとも6世紀には成立していた!
▽ベースボールのルールを史上初めて活字に残したのは、イギリス人でもアメリカ人でもなくドイツ人だった!
▽ジョージ王朝下のイギリスでは、ベースボールは王室御用達の遊びだった!

 目次
第Ⅰ章 打撃ゲームの起源を求めて 
第Ⅱ章 ベースボールの母胎 
第Ⅲ章 大英帝国の打撃ゲーム―殿下と淑女と子どもたち
第Ⅳ章 新大陸へ―ベースボール大西洋を渡る
第Ⅴ章 On Native Grounds―ニューヨーク・ベースボール革命
第Ⅵ章 進撃のアメリカン・ベースボール
第Ⅶ章 All Roads Lead to Professionalism―プロへの道
第Ⅷ章 大リーグ誕生―ナショナル・アソシエーションのペナントレース

【著者プロフィール】
佐伯 泰樹(さえき・やすき)
1952年生。東京工業大学外国語研究教育センター教授。アメリカ文学専攻。近年はベースボール史を中心とするアメリカ文化史、社会史を探求のターゲットとしている。祖父は戦時中の一時期プロ球団のオーナーを務めていた。著書に、『ベースボール創世記』(新潮社)、『アメリカ太平記──歴史の転回点への旅1845』(中央公論新社)。訳書に、『笑いの新大陸──アメリカ・ユーモア文学傑作選』(共編訳:白水社)、『フィッツジェラルド短編集』(岩波書店)、ロス『解き放たれたザッカーマン』(集英社)、バリ『ピーター・パン』(中央公論社)など。

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