和太鼓のチカラ : 和太鼓で世界を元気に【電子書籍版】

(著) 東宗謙

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作品詳細

[商品について]
――日本の太鼓の始まりは、次のいつの時代といわれているでしょうか。
1.縄文時代、2.弥生時代、3.古墳時代
土器に皮をかぶせて紐で巻き固定したものが始まりのようです。正解は、本書第5章「日本の太鼓の歴史」をご覧ください。

和太鼓は、大小合わせて100種類以上と最も種類が多く、世界最大の迫力のある振動音を発することが出来る日本の打楽器です。また人が集団で打つことによって人間本来のヒューマニティを呼び起こし、高齢者がいつまでも元気で社会生活を続けられるための優れた道具でもあります。本書は、20代の頃から和太鼓の仕事に関わり、教室の運営や演奏プロデュース、関連商品の販売など和太鼓ビジネスを通じて和太鼓文化の継承に尽力してきた著者が、固い木材のバチでおもいっきりたたくという極めて単純でありながら奥の深いこの楽器について、これまで和太鼓実践の中で出会ってきた素晴らしい体験や和太鼓の特徴、歴史、海外情報などを交えながら、その魅力を綴った作品です。

[目次]
序章 和太鼓を教えてくれた私の師匠 学童保育の子どもたち
第1章 和太鼓で奇跡が起こった
「太鼓の時間ですよ」が生まれたわけ
学童保育で学んだ和太鼓指導の原点
不登校の子どもたちと一日和太鼓授業
TAIKOビクスでうつ病から救われた
80才からの和太鼓チャレンジ
第2章 和太鼓の魅力はヒトが人間らしく育つこと
和太鼓の魅力
自国の楽器を授業で! 日本と韓国の違い
解散?から大成長した和太鼓チーム
太鼓センター専属青少年和太鼓チーム「祭っ娘」(まつりっこ)
和太鼓を教えることの特別な面白さ
第3章 障がい者と和太鼓でふれあう
聾学校に1年半通った和太鼓指導経験
瑞宝太鼓の少年院慰問公演に随行
障がい者の和太鼓療育フォーラム
友野龍士くんは和太鼓の天才少年だ
第4章 和太鼓の効用が実証できた!
子どもの人格形成に役立つ和太鼓
大学との共同研究で効果実験
和太鼓でなんと認知症が改善
高齢者施設での和太鼓療法の意味
第5章 和太鼓の歴史・世界に広がる和太鼓
日本の太鼓の歴史
歌舞伎とオペラの比較から
戦後から始まった和太鼓が主役の歴史
被災地東北で大活躍のMJO
世界を和太鼓演奏で旅してきて
第6章 和太鼓ビジネスの可能性
和太鼓ビジネスの入口に40年かけて到達
北海道厚真町の新オーナー森田さん
和太鼓教室を始めてみたい方へ
和太鼓教室は本当に成り立つビジネスか
和太鼓教室をなぜフランチャイズで広げたいのか
和太鼓療法でピンピンコロリ
第7章 和太鼓と共に歩んだ人生
組曲「わだつみ」の感動体験
父の背中に教えられたこと
交通事故で死にかけ迷いが消えた
猛反対にあった浅草直営スタジオ建設
日本最大の和太鼓専門スタジオを青山にオープン
母がくれたもの
和太鼓のチカラ あとがき
プロフィール

[出版社からのコメント]
和太鼓と聞いて祭りや男らしい世界を連想する方も多いかもしれませんが、今では年齢や性別、国を問わず、多くの人々に楽しまれている楽器となっています。古くから存在する楽器である太鼓は、どこか人の本能に響くような、そんな魅力を持っているのかも知れません。本書を通じて、和太鼓の持つ楽しさや可能性を多くの方に感じていただければ嬉しく思います。

【著者プロフィール】
東宗謙(ひがし・むねのり)
MUNENORI HIGASHI

1949年 長野県木曽福島町に生まれる。
      立命館大学法学部、合唱団「若者」で和太鼓と出会い、卒業時に音楽の道へ進む決意をする。
1976年 脱サラで音楽の道へ、
1980年 ㈱京都音楽センター設立
1988年 ㈱太鼓センター起業
2001年 中学器楽教科書和太鼓執筆
2007年 TAIKO—LAB青山開設
2013年 ㈱太鼓センター代表取締役
      NPO和太鼓文化研究会理事長
      日本民俗音楽学会会員、作曲家、太鼓指導者
      盛和塾塾生、京都経済同友会幹事
      NPO関西を元気にする会幹事

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