大阪から日本を洗濯する : 25年の政治家人生【電子書籍版】

(著) 新田谷修司

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作品詳細

[商品について]
――議院内閣制の根拠となる日本国憲法の条文は、次のどれでしょうか。
1.66条1項、2.67条1項、3.72条
正解は、本書第4章「二、首相公選制」をご覧ください。

泉佐野市議会議員、泉佐野市長をそれぞれ3期勤め、その後大阪府議会議員となり幕を閉じた25年の政治家人生。それは大阪府知事となった橋下徹氏と出会い、そして「大阪から日本を変える」という理想のもと共に歩んだ7年間を含め、濃密で波乱万丈の道のりだった。本書は、その25年の政治生活で培った経験を次の世代に伝えるべく、「道州制や首相公選制等の導入により、国の統治機構の仕組みを根本から変える」という理想への第一歩として実現を目指した大阪都構想や、泉佐野市長として苦闘した財政健全化への取り組みなどについて率直に語ると共に、タレント弁護士から日本を代表する稀代の突破力を持つ政治家へと変貌していった「政治家・橋下徹」の姿を語った作品である。

[目次]
はじめに
第〇章 都構想再否決に貢献した懲りない面々
1 財政局職員と毎日新聞
2 選挙管理委員会事務局と委員長
3 建設局職員と東京から来た過激派集団
4 共産党支持者と思われる愚直な面々
5 自民党の懲りない支持者たち
6 都構想は任期中(4年間)で完結する一つの手段であり最終目的ではない。
7 政令指定都市制度は霞が関を守る防波堤である。
8 第2次安倍政権から発生した官僚vs内閣府の戦い
第一章 橋下徹との7年間
一、2010年6月7日、大阪府知事室にて
二、橋下徹との出会い
1 茶髪の弁護士に何ができる
2 あんたは幸せ者や
三、橋下徹の非凡さ
1 ぼったくりバーのような直轄負担金
2 空港連絡橋課税を橋下事務所が弁護
3 水道統合問題で平松市長とバドル
4 橋下知事と二人で竹山市長を応援
四、大阪を洗濯する
1 ONE・OSAKA原案の作成
2 維新政治塾の開催
3 国政への進出
五、大阪都構想の起承転結
第二章 波乱万丈の市長職11年
一、私にとっての桶狭間
1 2000年2月6日深夜の歓声
2 泉佐野コスモポリスの破綻
3 ドコドコ連
4 平成11年11月11日11時11分11秒
5 知事には太田房江さんを
二、組合交渉を文化ホールの舞台で
三、関空マリーナを民事再生処理
四、入札制度の変更
五、保育所の民営化
六、終了している事業に補助金
七、貧乏神と合併できるか
八、もう一つの退職金は貰わな損
九、泉州広域母子医療センター
十、マスコミのデタラメ報道
1 『報道ステーション』
2 タバコ税
3 ゴミ袋の有料化
第三章 霞ヶ関をぶち壊せ
一、自治体会計は家計簿と同じ
二、ヤル気をなくす地方交付税制度
三、ラスパイレス指数を信じるな
四、臨時財政対策債で薬物中毒
五、プレハブ教室とエレベーター
第四章 日本を洗濯する
一、関西広域連合議会議事録より
二、首相公選制
三、新しい社会保障制度の提案
第五章 橋下徹を近江屋に向かわせてはならない
寄稿 橋下徹氏へのそれぞれの想い
更家悠介氏 「経済人・大阪維新の会」会長・サラヤ株式会社代表取締役
倉田哲郎氏 大阪府箕面市長
中原徹氏 元大阪府立和泉高等学校長・元大阪府教育長
上山信一氏 慶應義塾大学総合政策学部教授
浅田均氏 大阪維新の会政調会長・大阪府議会議員
丸山穂高氏 衆議院議員/大阪府第19区選出
おわりに
著者略歴

[出版社からのコメント]
第二次世界大戦後に生まれた多くの人にとって、民主主義は当たり前のように共有する価値観となっていますが、顧みれば民主主義は挑戦と闘いの歴史でもありました。私たちが民主主義を価値あるものとして未来へと引き継いでいくために何ができるのか、ぜひ本書を通じて考えるきっかけを持っていただければ嬉しく思います。

【著者略歴】
新田谷 修司(にったや・しゅうじ)

1950年 大阪府泉佐野市に生まれる
1969年 大阪府立岸和田高校卒業
1974年 関西学院大学商学部卒業
1988年 泉佐野青年会議所理事長
1990年 泉佐野市議会議員(3期10年)
2000年 泉佐野市長(3期11年)
2011年 大阪府議会議員(1期4年)
2015年 政治家人生25年を区切りとして引退

現職  一般財団法人泉佐野電力・理事長
    大阪維新の会・参与
    大阪府選挙管理委員会・委員長

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