失聴からの解放: 音を取り戻すまでの格闘の記録

(著) 大崎吉勝

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作品詳細

「私の身辺で日ごろ聞こえるはずの大切な音が、突然、一斉に逃げたかのように掻き消えてしまいました。右耳の失聴と併せて、ついに私は完全失聴者となったのです。」(本文より)
29歳のとき、突然両耳の聴力を失い、激しい耳鳴りと拍動で眠ることもままならない日々。それでも家族の愛と様々な人の善意に支えられて生き、その中で一筋の光(人工内耳手術)を見つける——60歳にして人工内耳手術を受け、音の世界を取り戻すまでの30数年間の格闘の記録。

【著者プロフィール】
大崎吉勝(おおさき・よしかつ)
昭和18年5月28日生まれ。石川県金沢市出身、金沢市在住。公立高等学校を卒業後、昭和43年3月に結婚。義理の父の養子となり農業に従事する。昭和47年に完全失聴となるも、好奇心の強い性格は変わらず、家族とドライブをしたり、自然科学分野を中心に読書を楽しんで過ごす。平成15年に人工内耳の手術を受け、その後はさまざまな音楽に親しんでいる。

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