寿 菊地道夫詩集: 言の葉の宇宙へと

(著) 菊地道夫

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作品詳細

「理なきこの時代、果たして何が真実やらと考え込むようなこの時代。そんな時代だからこそ「言葉」の重要性が際立つのではないだろうか。」(本文より)これまでに多くの詩集を世に送り出してきた詩人による、「言葉」をテーマとした詩集。日本美の象徴である桜について詠った「寿」や言葉の発生原理を題材とした「感性と理性」など24篇を収録——小宇宙として言葉の広遠さを感じる一冊。

【著者プロフィール】
1980年、埼玉県に生まれる。
慶應義塾大学中退後、放送大学大学院文化科学研究科、武蔵野美術大学造形学部、東京大学大学院数理科学研究科で学ぶ。2010年、詩集『時空と生成』でデビュー。そののち『隠れ躑躅の場所―ランドスケープの狭間で―』『愛すべき風景―宇宙における自然の位置―』『綴る恋』等の詩集を発表する。また、2013年、詩創作20周年記念作品集『回想するということ―時の謎解き―』を出版する。2018年、詩創作25周年記念詩集『知るということ』を出版、2015年にはNHKから詩的回想録『詩の遍歴 あるひとつの〝形〟』を上梓する。著書は他にエッセイ集『麗しき物語』『規範学』『有名になりたくない症候群』『自分教』がある。

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