慈しみの姿 祈りの心 : 仏像彫刻等作品集

(著) 永原清

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作品詳細

阿弥陀如来立像、弥勒菩薩半跏思惟像、釈迦如来坐像―仏像を中心に、作者が60歳から5年間で掘った彫刻を収めた作品集。静かな気品漂う仏像の姿に、心癒される1冊。

「私が仏像を彫り始めたのは三十六歳のときです。その年、母が癌の再発により懸命な看護の甲斐もなく五十九歳で亡くなりました。また、仕事の上では正当な評価が得られず苦しみ、人生の中で最も精神的に落ち込んでいたときでした。
たまたま新聞で、地元井波の仏師斉藤侊琳先生が仏像彫刻の教室を主催されていることを知り、すぐに入れていただきました。さまざまな想いを抱きながらも、黙々と木を削り、仏の姿を彫りだす時間は安らぎのときとなり、次第に立ち直ることができました。」(本書「はじめに ~仏像彫刻との出会い」より)

【著者プロフィール】
永原 清(ながはら・きよし)
1947年 富山県東砺波郡井波町に生まれる
1960年 早稲田大学政経学部政治学科卒業
2007年 富山県庁退職

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