所縁と絆

(著) 山田美千枝

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作品詳細

僕、甘えていいの、我慢してたんだ、甘えていいの——
昭和15年、四日市の花街で生まれつき目が不自由な春慶は、自分を捨てた母を探していた。そんな時に出会ったのが、幼い弟(文夫)を育てる美保だった——表題作「所縁と絆」ほか、家族の微笑ましい日常の一幕を描いた「お兄ちゃんだから」、子どもの鋭い感性を、子どもの目線から表現した「ポプラ」など全6作を収録——陽だまりのように暖かく、赤子のように愛おしい、優しさに満ちたストーリー。

【著者プロフィール】
山田 美千枝(やまだ・みちえ)

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