日本語の言語科学 日本語の成立と意味の「解」: 日本語のデータサイエンス
(著) 野村玄良
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日本語の全貌を明らかにする——
「日本はヨーロッパの言語学とは異なる伝統を引き継いでいるので、江戸時代からの科学的な優れた国学の研究文化は、西欧のドグマの力で完全に死滅したわけではない。日本語の研究においては、現代の特に若い女性の研究者の力量は見捨てたものではない。間違った師承さえなければ、日本語学の未来は必ず高度に進展するものと信じている。」(本文より)
本書は、意味の定義ができない言語学(日本語学・欧米言語学)を根底から覆す新しい言語学を提唱した一冊である。日本語にはどのような「規則」があり、どのような「仕組み」で「体系が組み立て」られ、「構造化」されているのか——その根本的疑問を様々なアプローチから解決していく。
20年以上の研究成果をまとめた集大成。
【目次】
序章
⒈「語」とは何か
⒉「解」とは何か
第1章 日本語(和語)音義「解」
⒈パラドックス
⒉ソシュールのパラドックス
⒊規則から法則へ
⒋南方熊楠と曼荼羅
⒌言語の爆発
⒍ギリシャと東洋のロゴス
⒎意義と意味
⒏山の意味の解
⒐日本語の成立
⒑日本語の創生のメカニズム
⒒【ルクスフム】検証
⒓狩猟民の作った日本語
⒔無矛盾のトライアングル証明
第2章 素語「六十二・音義解」
⒕日本語解析辞典
終章
【著者プロフィール】
野村 玄良(のむら・げんりょう)
名古屋市出身
國學院大学 文学部・文学科・国語学専攻卒
今泉忠義博士(卒論)・金田一京助博士(言語学)…師事(國學院大學にて)
日本語学会元会員
京都地名研究会会員(吉田金彦先生主宰)
名古屋銀行支店長
東証1部・㈱メルコホールディング(㈱バッファロー)〈パソコン周辺機器メーカー〉
取締役本部長 ≪株式上場・米国企業のⅯ&A・総務・人事・経理(担当役員)≫
コメント・・金融機関とIT企業に長年勤務してまいりました。退職後は、「日本語とは何か」をテーマにして、ささやかな取り組みをしてまいりました。体が弱く、各種の重い病気で入退院を繰り返しています。趣味に没頭している間は苦痛を忘れ、幸せな気分になれるのが不思議です。
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