日置流雪荷派 弓道回顧録

(著) 小澤勉

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作品詳細

弓道に於ける『日置弾正』、剣道における『上泉伊勢守』の如き、流派を問わず時代を超越して、人々の敬愛尊崇の的になるような大人格者の出現を切望しています——

「この『弓道回顧録』等には川島先生の凄まじいばかりの弓道修行の様子が書かれていますが、なぜか川島先生は歯を食いしばってこれらの修行に耐え忍んでいる様には感じられません。むしろ唯々諾々と喜んで楽しんでいるように見受けられます。」(本書「前書き」より)

統治時代の台湾で酒井彦太郎師から日置流雪荷派の弓を学んだ川島堯の、凄まじい弓道修行の様子を収めた、昭和27年発刊の『弓道回顧録』。その回顧録に加筆修正・他の著述・写真等の資料を加え、電子書籍版として新たに出版されたのが本書である。読みやすく、また現代の弓道の練習時にも取り入れれるような内容が含まれているため、実用的かつ読み応えのある一冊となっている。
弓道に携わるすべての方に読んでいただきたい珠玉の書。

【著者プロフィール】
編纂者:小澤 勉 略歴
昭和24年岐阜市生まれ。高崎経済大学剣道部で直心影流を学び、卒業後18代並木 靖・19代伊藤雅之両師に就き、一貫して直心影流の道を進む。免許傳。両師の師匠川島 堯先生の著書「弓道回顧録」「弓道実修私見」に感激し、新たに編纂をする。

監修者:松尾牧則 略歴
昭和37 年山口県柳井市生まれ。筑波大学武道論研究室( 入江康平)出身。弓は日置流印西派を修める。国際武道大学教授を経て現筑波大学准教授(体育系弓道研究室)。著者に『もっとうまくなる!弓道』(共著)、『弓道 その歴史と技法』(単書)『大和流弓道天地人巻抄』(編纂)等がある。

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