映像から見る植民地朝鮮

(著) 崔吉城

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作品詳細

映像から見る「日本植民地時代=暗黒の時代」の実情——
「韓国人が日帝植民地を客観的に研究できるかという疑問点を出す人がいる。(略)韓国では抗日運動史や独立運動史など民族主義の立場からの研究が主であった。(略)そして日本植民地研究をタブー視してきたが、私はそれに挑戦した。」(本文より)本書は、戦前に生まれ、戦後に育ち、反日教育を受けた韓国京畿道楊州市出身の著者が、日本人が撮影した植民地朝鮮の映像をもとに、「日本植民地時代=暗黒の時代」の実情に迫った研究書。「映像に映る日常生活」、「ドキュメンタリー映像」、「植民地主義映像」など計7章で構成。
日本人が理解しなければならない、韓国の反日感情の源流に迫った重要な一冊。


【著者プロフィール】
崔 吉城(チェ・キルソン) 
東亜大学人間科学部教授、広島大学名誉教授、東アジア文化研究所所長
1940年6月17日 韓国京畿道楊州に生まれる
1963年8月 国立ソウル大学師範学部国語教育学科卒業
1985年3月 筑波大学文学博士
専攻は文化人類学
著書に『韓国の米軍慰安婦はなぜ生まれたのか』(ハート出版)『韓国のシャーマン』福留範昭・訳(国文社)、『韓国のシャーマニズム』(弘文堂)、『韓国の祖先崇拝』重松真由美・訳(御茶の水書房)、『恨の人類学』真鍋祐子・訳(平河出版)、『韓国民俗への招待』(風響社)、『これでは困る韓国:ニューカマー韓国人との対話』呉善花・共著(三交社)、『親日と反日の文化人類学』(明石書店)、『哭きの文化人類学:もう一つの韓国文化論』舘野皙・訳(勉誠出版)、『樺太朝鮮人の悲劇:サハリン朝鮮人の現在』(第一書房)、『映像が語る植民地朝鮮』(民俗苑)、『雀様が語る日本』(新典社)がある。
著書『朝鮮出身の帳場人が見た慰安婦の真実』は、「第五回国基研日本研究特別賞」を受賞した。

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