枯野

(著) 間森坦

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作品詳細

[商品について]
―人生にはたぶん、平凡も非凡もない―
美術部と軟式庭球部に在籍した大学時代、家族的な雰囲気の中でのびのびと過ごしたインターン時代、1964年東京オリンピックの年に内科学教室で充実した時間を過ごした入局時代――、振り返れば医師として長い道のりを歩んできた。本書は、その道程の折々に綴ったエッセイを中心に、俳句や旅行記、思い出の写真、水彩画などを入れて綴った一人の医師の人生ノートである。

[目次]

1 古い我が家と雪景色
2 軟式庭球部学生時代の思い出
3 『雨』と『大学の部活』の思い出
4 インターン生活の思い出
5 内科学教室の思い出
6 東海道カー栗毛『Ⅰ』
7 東海道カー栗毛『Ⅱ』~下田街道遭難の段~
8 東海道カー栗毛『Ⅲ』~静岡赤十字、岐阜長良川で宿泊。目的の神戸に向。~
9 東京オリンピックの思い出
10 私の年末年始
11 私の卒後研修
12 ロマンティック街道・スイス6日間の旅
13 地震で診療所が壊れ、診療所再開まで
14 「あの」大地震からの一年
15 『ルナ』と散歩
16 『ルナ』との散歩…その二
17 仁心仁術の書についてと、神戸国際会館で診療所を再開
18 現況報告
19 私の座右銘
20 私の宝物
21 入会したころの思い出
22 『随想』今後は住吉川で源氏ボタルの乱舞がみられる
23 最近腹のたったこと
24 私のお気に入りの山はマッターホルン
25 私のコレクション——鈴と梟
26 私の初詣、あれ、これ
27 神戸空港が出来ました
28 長谷川弥人先生を偲んで
29 今年のクラス会に出席して
30 俳句の勉強を始めました
31 腹部大動脈瘤手術後の旅行
32 四国八十八ケ寺巡拝 結願の記
33 軍師 官兵衛の地元より
34 ハナミズキのフォトメールを拝見して
35 正月に西国三十三ケ寺の1番札所の青岸渡寺と2番札所の紀三井寺を参拝しました
36 南九州夫婦お二人ぶらり旅
37 西国三十三ケ寺巡礼の満願成就
38 『聖プラクセディス』1655が見たい
39 檜風呂での最後の柚子風呂
40 西国三十三ケ寺巡礼の10句と京都吟詠の10句
41 お花見あれこれ
42 成人病の発症予防には肥満症の予防が重要
43 台風二十三号の被害
44 子供らによる金婚式のお祝い
あとがき
著者略歴

[出版社からのコメント]
世の中には様々な人がいて、それぞれに様々な人生があります。人とのふれあいの中で、私たちは普段あまり意識はしませんが、人に接するということは、その人の人生に触れるということであり、また自分がその人の人生の一部になるということなのかも知れません。人とのふれあいが難しくなっている中で、ぜひ多くの方に本書の中にある人生に触れていただければ嬉しく思います。

【著者略歴】
間森 坦(まもり・ひろし)

昭和25年3月   石井村立石井小学校 卒業
昭和28年3月   姫路市立琴陵中学校 卒業
昭和31年3月   兵庫県立姫路東高校 卒業
昭和38年3月   慶応義塾大学医学部 卒業
昭和39年3月   済生会兵庫県病院インターン 終了
昭和39年4月   慶応義塾大学医学部内科学教室 入局
昭和40年5月   済生会兵庫県病院内科 出張
昭和43年4月   慶応義塾大学医学部内科学教室 帰局
昭和45年1月   東京都立大久保病院内科 出張
昭和45年3月   慶応義塾大学医学博士 取得
         主論文(IRI、HGHおよびFFAよりみた肝性糖尿病の検討)
昭和47年1月   神戸市中央(旧葺合)区御幸通8–1–6
         (神戸国際会館内)岳父開設の成田診療所勤務
昭和47年6月   佐用共立病院内科(月曜日)兼務
昭和50年11月   間森診療所(神戸国際会館内)開設
平成7年1月17日 阪神淡路大震災で神戸国際会館が崩壊
         JR三ノ宮駅北側に仮の診療所を開設
平成11年5月   神戸国際会館再建 間森診療所 再開設
現在       次男継承の間森診療所に勤務
平成28年5月   全国健康保険協会 兵庫支部 相談医 兵庫県予防医学協会 胃癌検診医

学会関係     日本内科学会認定医 日本消化器学会専門医
         日本肝臓学会認定専門医 日本医師会認定産業医
         兵庫県国保連合会審査委員
         神戸市医師会裁定委員長
         (平成26年4月~現在に至る)

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