石頭希遷: 自己完結を拒否しつづけた禅僧の思想と生涯

(著) 石井修道

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作品詳細

[商品について]
―石頭希遷と師である六祖慧能は生まれた地は、それぞれ現在の中国広東省のある市に含まれているが、その市の名前は?
1.深圳市 2.肇慶市 3.広州市
正解は、本書「第一章 石頭希遷の生涯」をご覧ください。
中国・唐の禅僧で、六祖慧能、青原行思に師事した石頭希遷(700〜790)。曹洞宗大本山総持寺に真人(ミイラ)が祀られているとの伝説が語られ、また日本曹洞宗においてその著書『参同契』が毎朝の読誦の対象となるほどに、同宗において重要性の高い存在である。本書はそんな伝説的な禅僧の生涯を辿り、同時代に生きた馬祖道一の禅との関係性を問いながら、その思想的核心に迫る。

[出版社からのコメント]
その名前の大きさに比べ、石頭希遷については主題的に解説した本は決して多いとは言えません。試しにAmazonで検索してみても、ほとんど出てきません。そんな中にあって、本書は石頭の思想を知ることができる貴重な本となっています。石頭に関心がある全ての人、必携の書です。

[著者プロフィール]
石井 修道(いしい・しゅうどう)
1943年、福岡県に生まれる。1966年、駒澤大学仏教学部禅学科卒業。駒澤大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。1971年、駒澤大学仏教学部助手として就職、講師、助教授を経て、1984年に教授に昇任。
1988年、文学博士(駒澤大学)。2014年、駒澤大学名誉教授。
著書に『宋代禅宗史の研究』(大東出版社、1987年)、『中国禅宗史話』(禅文化研究所、1988年)、『道元禅の成立史的研究』(大蔵出版、1991年)、『禅語録』(中央公論社、1992年)、『道元禅師 正法眼蔵行持に学ぶ』(禅文化研究所、2007年)、『正法眼蔵』(『〈原文対照現代語訳〉道元禅師全集』第8・9巻、春秋社、2011・12年)などがある。

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