詩集 小名木川: 私の生の証

(著) 島田紀孝

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作品詳細

瞳を閉じて、耳をすませば、言葉のせせらぎ――
盲人の詩人・島田紀孝が送る、東京深川“小名木川”への思いを綴ったノスタルジックな詩集。
「誰も皆 黙って通り過ぎて行く 鉄錆色の夕暮れを 少しずつ 心に持ちながら——」(「其ノ十六 小名木川」より)
万年橋や番所橋、東深川橋など、小名木川に架かる橋やその周辺風景を繊細な筆致で描いた、著者渾身の一冊!!

【著者プロフィール】
著者略歴
1940年 旧満州国新京に生まれる。
1983年 失明
詩集に「浅利売りの来る町」「信濃の風」「受手夢」「草の連鎖」「タルタロス」。
エッセイ集に「句のある風景・遠花火」「かみさんと猫たち」。
紀行文に「奥羽本線夏紀行」がある。

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