徐福海を渡る

(著) 鶴良夫

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作品詳細

[商品について]
——数々の伝説が残る徐福の物語を、資料を丹念に紐解き、豊かな想像力で描き出す。

中国を統一した秦の始皇帝は、今度は「不老不死の薬」を欲した。白羽の矢がたったのが斉の国随一の学識を持つ徐福。しかし、いくら徐福といえど不老不死の妙薬の存在など知るわけもない。かといって、知らないと言えば徐福のみならず、一族存亡の危機である。そう考えた徐福は、妙薬は東の小さな島にあるとでまかせを言い、日本への大脱出を計画した。嘘から始まる決死の大冒険がいま、始まる。

[出版社からのコメント]
徐福の伝説は日本各地に残りますが、本書はそのあり得べき1つの可能性としての物語、それもロマン溢れる魅力的な物語を、想像力豊かに描きます。時に史実も語られるので、おもわず、良質なノンフィクションを読んでいるような感覚も覚えます。

[著者プロフィール]
鶴 良夫(つる・よしお)
1932年,佐賀市に生まれる。
著書に『ガンバレ!理枝先生』(ぎょうせい)。『佐賀ん町を馬鉄が走る』(リーベル出版)これは,1988年2月13日から6月14日まで『佐賀新聞』に連載。『筑後川渡船転覆』(リーベル出版)。『岸岳城へ翔ぶ』(鳥影社)がある。

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