溶解する近代: 批判的社会理論の新たな展開

(著) 今枝法之

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作品詳細

「社会理論におけるポストモダニズムのリコンセプション(新たな概念的解釈)が、ポストモダニズムの政治的な可能性を開き、批判的社会理論の新しい展開につながることを示したいと思う。」(本文より)1980年代に「ニューアカデミズム」の旗印のもとに思想界の流行現象となったポストモダニズム。その諸原理が現代では溶解しつつある——本書はポストモダニゼーション(脱近代化)というコンセプトのもとに、今日の近代社会の動態を把握することを試みている。そして、そうした現状分析に基づいて新しい政治的展開の針路を示唆した一冊。

【著者プロフィール】
今枝 法之(いまえだ・のりゆき)
愛知県生まれ
1980年 慶應義塾大学文学部社会学科卒業
1985年 慶應義塾大学大学院社会学研究科、博士課程単位取得退学
現 在 松山大学人文学部教授
専 攻 社会理論、現代社会論
著 書 
『ギデンスと社会理論』日本経済評論社 1990年
『現代化する社会』晃洋書房 2014年
共訳書 A・ギデンズ『社会理論と現代社会学』青木書店 1998年
A・ギデンズ『第三の道とその批判』晃洋書房 2003年

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