認知症と生きる: 母と息子の介護奮闘記

(著) 小林敏

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作品詳細

「痴呆という症状を知り理解することは、介護するものの身体的精神的負担を軽減するために必要なことであると痛感しています。(中略)私自身の介護体験とも照らし合わせながら、私の目で見た痴呆について少しでも明らかにできればと思います」(本文より)
父の死後、認知症の症状が出てきた母の介護を始めた著者が目の当たりにした、認知症の実態――。
母の変貌に翻弄されながらも、その奥の孤独や不安を理解しようと奮闘する、苦悩と葛藤の日々をありのままに綴った介護体験記。医療と福祉の現状に問題提起を行うとともに、認知症の予防や軽減のために「生きがい」を持つことの大切さを説く。
いつか認知症介護の当事者になるかもしれないあなたに。

【著者プロフィール】
小林 敏(こばやし・さとし)
団塊世代。認知症の母を呼び寄せ、介護を1995年から本格的に開始。
脱サラして認知症専用のデイサービスを開設する。
2016年6月、13年間のデイ事業にピリオドを打つ。
2017年12月4日 母94歳で没す。

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