
看護のめぐりあい : 忘れえぬ精神科病棟の人たち
(著) 広野照海
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[商品について]
―看護には心、そして文化がなければならない―
国立療養所多磨全生園で20年以上にわたりハンセン病患者たちの看護に努めてきた著者は、その間つねに看護とは何かについて考えてきた。これまで出会った患者の中には、看護の力の及ばない苦しみの中にいる方々もいた。本書は、そんな思いと共に綴られた忘れ得ぬ患者たちの記録である。巻末に看護の本質の考察も加え、前著『看護のこころ:忘れえぬ精神科病棟の人たち』『看護のふれあい:ハンセン病療養所 精神科病棟の人々』と併せ、看護に携わる方必携の一書。
[目次]
序にかえて(成田 稔)
Mさんと幻の人
Fさんと第五病棟
Kさんのお習字
Kさんとの世間話
Tさんの前進
Mさんの長寿
Kさんの入室
Iさんの合併症
Fさんの印象
Kさんを悩ましたもの
Iさんと老人問題
Mさんの症状好転
Sさんの親切
Nさんの心の世界
Kさんが感じたもの
Aさんの内面
Kさんの一日入室
Iさんと職業病
Kさんの難症
Aさんの表情明るく
あとがき
看護の本質の考察
序 章
終 章 研究の総括
序にかえて(成田 稔)
Mさんと幻の人
Fさんと第五病棟
Kさんのお習字
Kさんとの世間話
Tさんの前進
Mさんの長寿
Kさんの入室
Iさんの合併症
Fさんの印象
Kさんを悩ましたもの
Iさんと老人問題
Mさんの症状好転
Sさんの親切
Nさんの心の世界
Kさんが感じたもの
Aさんの内面
Kさんの一日入室
Iさんと職業病
Kさんの難症
Aさんの表情明るく
あとがき
看護の本質の考察
序 章
終 章 研究の総括
参考文献
増補版刊行によせて
著者略歴
[担当からのコメント]
その人が望むものとは何か、何がその人にとって幸せなのか、それは私たちが日常生活をおくる中でも直面する問題ですが、「その人」が患者であればさらに多くの困難が伴うことは容易に想像できます。治療と異なり「成功」というような言葉が当てはまらないように思える看護は、果たしてどうあるべきなのか。ぜひ本書とともにお考えいただければ嬉しく思います。
[著者略歴]
広野 照海(ひろの・てるみ)
看護師
日本看護協会会員 東京都看護協会会員
日本ハンセン病学会会員 日本家族看護学会会員
日本トゥレット協会監事
季刊『銀河』同人(筆名 平瀬亘)
大正14年岩手県奥州市生まれ 太平洋戦争中陸軍軍属として東南アジアに従軍
昭和23年より警察官、精神病院職員など
昭和37年岩手高等看護学院卒業
昭和38年8月より国立療養所多磨全生園に勤務
昭和61年3月定年退職
平成18年3月放送大学卒業
著書『広野照海作品集』(近代文芸社)
『看護論への歩み』(ゆみる出版)ほか
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