
僕の青春は北を向くーいつか水色の橋を渡って
(著) 武田信照
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[商品について]
―自分ではなく他人に目を向けたとき、はじめて自分探しの旅が始まる―
自分の道を見定めることもできず、鉄平や和人、進之介たち悪友と未成年でタバコを吸い、酒を飲み、深夜まで麻雀を打つ日々を過ごしていた克章は、停学処分をきっかけに自分を見つめ直そうと決意する。しかし希望していた早稲田大学への進学を三者面談の場で父に否定された克章は、ようやく動き始めた自分探しの旅が振り出しに戻ってしまったことに戸惑い、またあの中途半端な日々に戻ってしまっていた。そんなある日、気の乗らない麻雀を切り上げた後に、進之介は唐突に「大学生と偽って北海道に出稼ぎに行く」ことを提案するーー羽化する前の蛹のようなモラトリアムと焦燥の狭間で、生きる目的を見つけるためにもがき続ける十代の葛藤と成長を鮮やかに描いた青春グラフィティ。
[目次]
一
二
三
四
五
六
七
八
九
十
十一
十二
十三
十四
十五
十六
十七
十八
十九
著者略歴
[担当からのコメント]
心の葛藤は青春の代名詞のようなものですが、大人になって社会に出ても心の葛藤はなくなりません。本書の中に登場する克章たちの周囲の大人も、やはりそれぞれに葛藤を抱えています。本書は、青春の葛藤と大人の葛藤という二つの軸を持った物語として読むこともできます。どちらに共感するかは貴方次第、ただ何れにしても心が前向きになるような、そんなお話になっています。ぜひご一読ください。
[著者略歴]
渡辺 光昭(わたなべ・みつあき)
1949年(昭和24年)宮城県刈田郡七ヶ宿町に生まれる
宮城教育大学卒業
2015年(平成27年)東北学院榴ケ岡高等学校教諭退職
著書:『いつか水色の橋を渡って』(近代文芸社)
『起こすか? 戻すか?』(文芸社)
『停留所』(北の杜編集工房)
『火車の雲の底で:少年と犬と命の物語』(22世紀アート)
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