詩集 夢のひととき~心のひだを言葉に~

(著) 荻田厚子

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作品詳細

[商品について]

―その響き合う言葉は、明日の誰かの絵コンテになる―

周りが山に囲まれているから/湖は/守られているんだね/だから湖面が静かで/風が吹かなければ/鏡のように/新緑の山や木々を 映しているんだね

海は そういうふうにはいかない/風がなくても/海流があるから/いつでも波が立っている/どこまでも外洋に続いているから/冒険して 自分でこいでいかないといけない/だから全部/自分に責任があるんだね

(本書「湖と海」より)

夢幻のような人生の中に確かにある生と死を見つめながら、その情景を心の裡に生起する言葉で紡ぎあげた明日に届ける詩集。



[目次]

目次

第一章  自然

リュウノヒゲ

オニゼンマイとエンレイソウ

ヒトリシズカ

山梨の花

桑の実

野ブドウ

マユミの木

花見山

桜吹雪

桜爛漫 ~北上展勝地~

県境にある岩岳

波の音 ~富戸の海にて~

第二章  人間の哀しみ

慟哭 ~二十二歳の死~

訃報

スカシユリ

サボテンの花 不夜城



モノクロの写真

流れ星

長崎原爆資料館

長崎の夜

第三章  夢のひととき

夢のひととき

イギリス風ガーデン ~カサブランカの香り~

イーハトーブのバス

第四章  生きる

森林浴

数学者の講演会

ロダン展 ~菅野美術館にて~

ドップラー効果

一点透視法

中国吉林省剪紙芸術展に寄せて

ペットショップ

老犬の散歩

仕事

牽引船

大型客船「きそ」

静謐なる空間

第五章  響き合い

小雨の朝

デパート

メールアドレス

凧揚げ

湖と海

海 ~宇宙浴~

あとがき

著者プロフィール



[担当からのコメント]

長く生きれば生きるほど、きっと出会いよりも別れが多くなっていくことでしょう。哀しい言葉が心に響いていても、それでも人は前を向いて生きていけると信じてみましょう。本書の中にある言葉が、あなたにやさしく語りかけてくれます。ぜひご一読ください。



[著者プロフィール]

荻田 厚子(おぎた あつこ)



1954年8月生まれ。岩手県大船渡市出身。

宮城教育大学卒業。小学校教員。一男一女の母親。

趣味は映画鑑賞・美術館めぐり・読書・エアロダンス・ハンドメイド・小旅行等。

仙台市青葉区に在住。

著書に『詩集 ニリンソウ』(日本文学館)、『詩集 充電する』(文芸社ビジュアルアート)がある。

その他の書籍名

 『詩集 不思議な力』(文芸社ビジュアルアート)

 『詩集 私もオンリーワン』(文芸社)

 『詩集 るるる・充ちる・満ちる・見知る 〜心の充実を求めて〜』(文芸社)

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