中国、やさしい時間──則武一女第二詩集
(著) 則武一女
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―まぶしい光の中で、ゆっくりと時はながれる―
泰山に見守られた街/観光の街/泰安の街の十時/朝のせわしい時が去る/広い参道のほとり/歩道にしては広いスペース/店の中より歩道に/陶器の出番/いつもの並べかた/低い皿 高い壺さまざまな骨董品/観光客には珍品ばかり/男の人が手に持つ/観光客ならぬ/地元の人/三メートル四方の場を取り囲む/品物は話の種/話好きなのだ(「時を楽しむ」より)
百聞は一見に如かず。亡き水墨画の先生の言葉に背中を押されて、わたしは水墨画の本場・中国に飛び込んだ。ーー泰山を臨む街・泰安市で、やさしい人たちに囲まれながら過ごした約半年の日々を綴った第二詩集。
[目次]
はじめに
中国に行く
上海の待合室
泰山と
銀行 郵便局を知る
三か所の門
朝食を食べに出る
友達と地域を歩く
買い物
中国語の授業の中で
歯の痛み
時を楽しむ
水墨画を見て
やさしい空気
墨と墨汁
別天地
親の期待
定年後
街路樹の下で
中秋節
結婚式
列車の中で(一)
列車の中で(二)
時の流れ
春節のお雑煮
時代と生活
最後になって
水仙は思う
著者プロフィール
[担当からのコメント]
経済発展が著しい中国ですが、本書にあるような風景はきっと未だ残っているのではないかと思います。異なる国の異なる文化の中でふと出会う人のやさしさ、そんな素敵な時間を楽しめる詩集です。ぜひご一読ください。
[著者プロフィール]
則武一女(のりたけ かずめ)
1941年 岡山県生まれ
2008年 紀行文『海を越えて』(サンコー印刷株式会社)
所属 日本詩人クラブ
中四国詩人会
岡山県詩人協会
詩誌 『火片』に寄稿
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