
武士(もののふ)の史 : 歌集
(著) 大橋順雄
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―ささやかな日常の光景の先には、きっと大切なものがある―
時くれば空港とならむ丘陵に今日は子牛の群れて草喰む
島根より届きし蟹の両眼を布巾でかくし足切り落す
休耕の田に咲き満ちてコスモスは稔りまずしき稲穂につづく
武士(もののふ)の天下を賭けし和蹔野(わざみの)は秋深まりて今朝も霧たつ
故郷のこと、家族のこと、人生のこと、日々の暮らしに思いがけず出会い心に留まる情景を三十一文字の言葉で綴った精選歌集。
[目次]
『武士の史』に寄せて
歌集 武士の史
花 筏
梅雨晴れ間
秋の蝶
鳰(にお)の湖(うみ)
初日さす
漁火の宿
人生交差点
瓦礫の花
武士(もののふ)の史(ふみ)
あとがき
著者略歴
[担当からのコメント]
短歌は字数の制約があるからこそ、その言葉を解凍すれば目の前にさまざまなイメージが広がる楽しさを味わうことができます。本書の言葉からどんな情景が現れるか、ぜひ手に取ってご覧頂ければ嬉しく思います。
[著者略歴]
大橋 順雄(おおはし よりお)
1937年 岐阜県養老郡多良村(2006年より大垣市)に生まれる
52歳からNHK学園の講座で短歌を学ぶ
日本歌人クラブ会員
日本音楽著作権協会会員
童謡及び歌謡曲の作品多数
既刊書『歌集 蕗の薹』『歌集 桜の花』『歌集 梅二輪』
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