
ユトリロの街 : 短編小説集
(著) 松本肇
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―様々な愛の中で、人は生きていく―
尾道に珍しく雪が降ったその日、楽しみにしていたユトリロ展を訪れた氷室麗香は、そこで『古びた中学校』に見入る中年男性・塩澤健吾と出会う。神戸で雑貨商をしているという健吾に惹かれ、やがて結ばれる二人。しかし逢えない時間に耐えきれず神戸の健吾の店を訪れた麗香は、そこで一目で健吾の妻と分かる女性から衝撃の事実を聞かされるーー風光明媚な尾道を舞台に一組の男女の愛の行方を描いた「ユトリロの街」をはじめ、生きること、愛することをテーマにした詩情豊かな7つの作品をおさめた短編集。
[目次]
まえがき
「ユトリロの街」
「ショパンの調べ」
「風の償い」
「Line 恋愛」
「ヤドカリの詩(うた)」
蒼い月
「綾乃日記」
[担当からのコメント]
生きることや人を愛することは理屈ではありませんが、だからこそそれらをテーマにした文学作品が生み出されてきたのだろうと思います。本書の中にある愛の物語に、皆さんはどんな思いを抱くでしょうか。ぜひ手に取ってご覧いただければ嬉しく思います。
[著者プロフィール]
松本 肇(まつもと・はじめ)
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