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僕も そのうちにーー命のカレンダー：種村宏第一詩集

(著) 種村宏

作品詳細

［商品について］
―命のカレンダーをめくれば、そこに詩情がある―
目に見えない人生。目に見えない感情。目に見えない時間。そして目に見えない記憶。否応なく過ぎ去る時の流れの畔にひとり立ち、目の前の風景や手や足に伝わる感触に心を向けながら、今日も詩人は言葉を紡ぐ。生きること、その流れの果てにある、いつか来るその「時」を見つめてーー魂を象るような詩の余韻が心にやさしく響きわたる、詩情あふれる第一詩集。

［目次］
Ⅰ　再生の朝

怪獣と僕(しもべ)たち
移行時代
運命
カレンダー
届いた社内報から
お風呂
滞(とどこお)らせず
再生の朝

Ⅱ　ひとり花見

わしゃしらん
ひとり正月
ひとり花見
蟹
雪中の凧
招き猫
秋を釣る
黒豆刈り
日曜散歩
僕の住む街・新大阪
プラットフォーマー

Ⅲ　冷めたコーヒー

初体験
思い出の雨
二人のアルヌール
その夜
冷めたコーヒー
女郎蜘蛛
シルバー・デート
アオヤンマ
ギンヤンマ

Ⅳ　命のリズム

夏の朝
願い
悔し涙
あだ名
ご清潔はもう結構
でんやまっか
晩夏点描
死に目に
写真がない
命のリズム

あとがき
著者略歴

［担当からのコメント］
日常の情景を言葉によって浮遊させ非日常の世界へと連れて行く詩の言葉は、詩を読み終えて日常の世界に戻った私たちに、これまでとは異なる日常の姿を見せてくれます。そんな詩の魅力が詰まった本書、ぜひご一読ください。

［著者略歴］
種村 宏（たねむら ひろし）　
筆名：南条ひろし

１９４２年（昭17）　大阪市生まれ
１９６１年（昭36）　大阪府立今宮工業高校　印刷科卒業
同年　　　　　　　　朝日新聞大阪本社　印刷局入社
２００７年（平19）　関連会社も含め46年間会社員勤務退職
２０１６年（平28）　大阪文学学校入学　在籍中
同人誌「雲」編集発行人
関西詩人協会員

現住所
大阪市淀川区