
孤愁の赤椿:メルシオル熊谷豊前守元直の殉教
(著) 小川國治
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ー本文よりー 冬の初め、その祠と子安観音像の背後に椿が植えられた。山陰地方は椿の自生地として知られ、萩の近辺にも多くの椿が自生している。元実は、その中から大振りの赤い花を咲かせる椿を選び、上小野村に移した。 でも、隠居所とはいえ、武家の屋敷に椿が植えられるのは珍しい。を残して丸ごと落ちる椿の花は、「首落ち」を連想させるためか、武家では「不吉の花」として避けられている。 あれから十年余が経ったいまでは、椿が祠と子安観音像を覆うように茂っている。その椿にも雪が積もり始めた。 著者プロフィールーーーーー 小川 國治(おがわ・くにはる) 昭和11年広島県生まれ。 広島大学大学院修土課程国史学専攻修了。 広島大学大学院博士課程国史学専攻退学。 山口大学教育学部講師、助教授を経て教授。 山口大学教育学部学部長、山口大学付属図書館長、 広島大学総合科学部教授、東亜大学大学院教授を歴任。 現在は山口大学名誉教授、山口県文化財保護審議会会長、山口県地方史学会会長。
新刊情報
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(著)
寿台順誠

Living with Birth, Aging, Illness, and Death: A Buddhist Journey through Modern Bioethics and Human Dignity
プリントオンデマンド¥ 2101
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(著)
下村惠久子

In the Shape of a Moment: Finding Form in People, Nature, and Light: The Photographic Legacy of Ekuko Shimomura
プリントオンデマンド¥ 1430
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