
善き人生の「参道」でありたい―導かれ、支えられてきた久能山東照宮名誉宮司の想い:不撓不屈・別冊シリーズ:落合偉洲の世界
(著) 22世紀アート編集部(編著)
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―すべての経験が、宮司への道に繋がっていた―
神職の家に生まれた。中学では蛭に血を吸われながら、田んぼの横のグラウンドで野球部の練習に明け暮れた。訳あってカトリック系の高校に入学すると、「神道は迷信である」という神父の言葉に反撃の心を燃やした。高校卒業後は、東京の神社に住み込みで働きながら大学に通ったーー。
日本全国の神社を包括する「神社本庁」に採用され、職員としてさまざまな経験を積んだ日々のこと。静岡にある久能山東照宮の宮司に就任するとともに、文化や歴史にまつわる各種団体の仕事に執筆業務と、忙しく働いた日々のこと…。
徳川家康の愛刀として知られ、重要文化財にも指定されている刀剣「ソハヤノツルキ」を所蔵する久能山東照宮博物館の館長も務める落合偉洲氏が、神道とともに歩んできた人生の軌跡をいまゆっくりと振り返る。
[目次]
神職の家に生まれる
中学校・高校は野球部
高校で出会ったキリスト教
國學院大學に進学
大学院と神社本庁で学ぶ
神社本庁に本採用
「季刊 悠久」座談会に学ぶ
静岡の久能山東照宮に赴任
久能山東照宮宮司に就任
[担当からのコメント]
多くの日本人にとって神社は身近な場所でもありますが、その一方で、神社で祭事を担う宮司さんはどんな人生を歩んできたのか、そのお話を伺える機会はあまりないかもしれません。神道とともに生き、数々の役職や経験を積んできた落合氏の人生史とも言える本作。神職に関心のある方は、ぜひご一読ください。
[著者略歴]
落合 偉洲(おちあい・ひでくに)
久能山東照宮名誉宮司 久能山東照宮博物館館長
昭和二二年六月二〇日生
昭和四五年三月 國學院大學文学部神道学科卒業
昭和五〇年三月 國學院大學大学院文学研究科神道学専攻博士課程単位習得満期退学
昭和五〇年三月 神社本庁 録事 調査部兼教学研究室
昭和五八年四月 國學院大學 文学部兼任講師(平成一一年三月迄)
昭和六二年五月 神社本庁 参事 組織渉外部長
平成三年六月 神社本庁 参事 総務部長
平成一四年三月 久能山東照宮宮司 久能山東照宮博物館館長
令和四年三月 久能山東照宮司退任(博物館館長は継続)
令和四年四月 久能山東照宮名誉宮司
その他
(公社)全国国宝重要文化財所有者連盟理事長。(公財)オイスカ静岡県支部会長。石州流華道高林会会長。静岡市宗教懇話会会長。静岡県文化財保存協会顧問。神道講演全国協議会顧問。全国東照宮連合会顧問。(公財)アイワ文化福祉財団顧問。徳川みらい学会顧問。静岡県博物館協会理事。(社福)駿府葵会理事。神道宗教学会理事。民俗芸能学会理事。(公財)徳川記念財団評議員。(公財)日本博物館協会参与。京都国立博物館文化財保存修理所運営委員。
著書
『奮励の記憶』(静岡新聞社)『家康公の時計』(平凡社)『神道の周辺』(おうふう)
『御神火物語』(神社本庁)『国学前期の神道観』(神社本庁)『中世の神道観』(神社本庁)共著・論文
『神社辞典』(共著)『全国一宮祭礼記』(共著)「新嘗祭と粟」「戦後の神道とキリスト教」「住吉大社と津守氏」「スウェーデン王国の国家と宗教」「川と神々」「神道と生活」「神道の発生」「神葬祭の地域的差異」「本居宣長の天照大御神観」「日向国式内社と高千穂皇神」
「平成即位大礼考」「護国神社と政教問題」「東照宮と狛犬」他
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