
漱石さんって、こんな人。:国語の先生がこっそり語る、あの名作と人物の真相
(著) 加古岸
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[商品について]
―私が苦悩している時、漱石の小説は私に力を与えてくれた―
国語教員として数々の文学作品に触れてきた著者が、漱石の作品を読みながら思ったこと、感じたことをありのままに書き綴ったエッセイ集。
漱石文学の主要テーマの一つ「三角関係」について、その実生活を引き合いに出しながら検証した小論を皮切りに、日本を代表する文豪・夏目漱石の「人」に注目したエッセイを多数収録する。
文学史としての客観的な解説に加え、一人の読者としてのユーモラスな主観も交えながら綴った、面白くてためになる漱石ガイドブック的一書。
[目次]
漱石さんって、こんな人。
一 漱石の「三角関係」
二 新聞記者 夏目漱石
三 漱石の「高等遊民」たち
四 『心』 ――― 語られなかった「お嬢さん」
五 『行人』と絶筆『明暗』
六 漱石の東京
1 冬
2 夏
七 漱石の熊本
八 『野分』
九 漱石とドストエフスキー
子規と虚子
『越し人』の片山廣子
あとがき
著者略歴
[担当からのコメント]
本書の著者は長年子どもたちに国語を教えていたということもあり、その文章には漱石の魅力に人を引き込むような説得力があります。まだ漱石の作品をちゃんと読んだことのない方にとっては「漱石ってこういう人だったんだ」という発見を、すでに漱石が好きな方にとっては「そうそう、わかる」や「こういう作品の読み方もあるんだ」という気づきを与えてくれる一書となっていますので、ぜひご一読ください。
[著者略歴]
加古岸(かこきし)
一九五〇年愛知県生まれ。
名古屋大学文学部卒業。
愛知県立高校、その後三重県立高校に勤務。
二〇一一年退職。
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