犬と、母と父と、あの時代と。──昭和・平成を生きた家族、そして2匹のメリーの物語

(著) 石坂春秋

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作品詳細

[商品について]
―静かに閉じ込めておきたい記憶が、ここにある。―
「犬は飼わないはずだった」。そんな著者がある日出会ったジャーマン・シェパード“メリー”。やがて突然の別れが訪れ、心にぽっかりと空いた穴を埋めてくれたのは、先代と同じ名を与えられた2代目“メリー”だったーー。
女子学生の死をきっかけに空気が一変した、学生運動の最中の大学キャンパス。通信技術の現場で異国を飛び回った仕事の日々。幼き日、泳ぎの得意だった父の背に乗って渡った海。家計を支え、学費まで工面してくれた母の背中。そして愛犬たちと過ごしたかけがえのない時間……。
著者が「糊付けしておきたい」と願った人生のスナップショットを、淡々と、それでいて深い愛情と余韻をもって綴った自分史的エッセイ。
※本書は2020年4月に刊行された電子書籍『疾走した時をたずねて:メリーの日々と遭難【電子書籍版】』のPOD版です。

[目次]
プロローグ
一章 メリーの日々
二章 学生時代
三章 青春の光と影
四章 企業戦士
五章 家族社会
六章 疾走する時
エピローグ
エピローグ2 メリー2号逝く
著者紹介

[担当からのコメント]
今は亡き家族のこと、ペットのこと、青春時代のこと…。誰の心にも大切な思い出はあるものですが、忙しい日々を過ごしていると、ついそのような存在を忘れがちになってしまうこともあります。本書は著者の自分史的エッセイではありますが、読み進めているうちに、あなたの中にも眠っている「誰かとの思い出」「あのときの景色」が、そっと目を覚ますかもしれません。ぜひご一読ください。

[著者紹介]
石坂 春秋(いしざか・しゅんじゅう)
1937年 神奈川県三浦で生まれる
*東京工業大学卒
*民間企業勤務
*亜細亜大学教養部教授
*ジャーマン・シェパード犬2匹飼育
*早稲田大学大学院修士課程終了
*亜細亜大学経営学部教授退職

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