不撓不屈・別冊シリーズ:大谷忠敬の世界 ブラジルリンゴの大谷と西宮芝の大谷―夢を追って移民船に乗り込んだ2人のオータニ

(著) 22世紀アート編集部(編著)

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作品詳細

[商品について]
―遠く離れていても、あの頃の熱い想いが2人を繋ぐ―
神戸大学で出会った友人・大谷周とは、苗字が同じということ以外に、もう1つ共通点があった。それは「いつか海外へ移住する」という夢を抱いていることだった……。
家族や友人の惜別を背に神戸港を発った2人の「オータニ」は、50日余りの船旅の末、無事ブラジル移民の上陸港に降り立つ。想像をはるかに絶する過酷な移住生活を送る2人だったが、やがて別々の道を歩む時がやってくる。それぞれの場所で、それぞれの人生を生きながらも、志を共にする2人の男は常に強い絆で結ばれているーー。
ブラジルという遠い異国の地で、農薬の販売をはじめとした現地の仕事に従事しながら、数々の人生の岐路と命の危機(?)をくぐり抜けてきた大谷忠敬氏が、いまその半生を振り返る。

[目次]
再会
邂逅
変転
岐路
帰還

[担当からのコメント]
インターネットやSNSのない時代、遠い異国の地へ移住するということのハードルは、現代に比べるととてつもなく大きなものだったと思います。そんな時代を、夢を共にする友人と駆け抜けた大谷氏の半生が綴られた本書。何かに挑戦する心を後押ししてくれるような作品となっていますので、ぜひご一読ください。

[著者略歴]
大谷 忠敬(おおたに・ただゆき)
1941年 神戸市に生まれる。赤穂郡上郡小学校卒業後、宝塚第一中学校、西宮市立高校を経て、神戸大学農学部に入学。大学卒業後ブラジルに移住し、サンパウロ州で9年過ごした後に帰国。永大産業に入社後、再びブラジルに渡り、アマゾンのベレン、マカパで2年、リオデジャネイロで1年を過ごす。帰国後は関東で14年働き、50歳のときに宝塚に戻る。ゴルフ場関係の仕事に従事した後、62歳で(有)大忠商会を起業。84歳になった今も現役で仕事に励んでいる。

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