さらば銀八教授

(著) 福原好喜

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作品詳細

[商品について]
―「心の広い、温かい人間になりなさい」―
「隣人に優しい、心豊かで誠実な若者を育てること。それが駒大経済銀八ゼミナールの目標である」ーー本書は、経済学の教授として教鞭をとるかたわら、被災地への支援やボランティア活動などを通して、人としての大切な心を学生たちに示してきた通称「銀八先生」の教育の軌跡が綴られた一書である。銀八先生との別れに際し、ともに過ごした一年間を振り返る学生たちからの感謝の手紙。そして、当時デフレスパイラル(物価下落と経済の縮小がつづく悪循環のこと)に突入した日本経済を前に、その問題点や効果的な経済政策について学生たちが議論を行った研究会の様子などを収録する。

[目次]
序にかえて
第一章 さらば銀八先生
第二章 総理、そのデフレ回転を止めよ!
第三章 日本経済再生の経済学
著者略歴

[担当からのコメント]
大学教授でありながら、経済に関する専門的な知識を教えるだけでなく、困っている人たちを助けようと学生に混ざってボランティア行動をつづけた著者。そんな著者の姿からは、真の教育とは何かというものを教えられます。現役の教授や先生方はもちろん、経済学や教育学を専攻している学生さんにもぜひ読んでほしい1冊です。

[著者略歴]
福原好喜(ふくはら よしのぶ)
駒澤大学、同大学院で経済学史を担当。学生間で「銀八教授」の異名を持つ。近著に『総理に忠告す』(文芸社)、『「銀八先生」心の手紙』(日本文学館)、『総理、お間違えではありませんか?』(現代図書)などがある。フルタイムの農民で地元南房総市では「地下タビをはいた教授」として知られている。97年末から98年にかけて橋本総理に連続4通、デフレスパイラル突入を警告する忠告書簡を送る。大学同期小泉純一郎内閣の「構造改革」をデフレスパイラル下のデフレ策として強く批判。2キロの早朝ランニングを47年間、一日も欠かしたことがない。阪神大震災の折には自分のミカン山のハッサク1.5トンを、又山古志へは自分の作った野菜を400キロ送った。

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